廃材天国の廃瓦の屋根を補修した①

去年から相談があった、「カゴノオト」のオーナー前さん来廃。 イタリアンの料理人でもあり、プチリフォームも手掛け、田んぼや畑も実践、カリンバや太鼓と即興の歌を歌う。

彼も僕ら夫婦がこういう生活に入る一番のキッカケとなった、大阪のNPO「ネットワーク地球村」に出会い、価値観が変わったそう。 で、3、11の原発震災の後、東京から高知に移住。 一年後には「カゴノオト」をオープンさせてる。 その店も「店中心の忙しい生活はしたくない。」という事で週3日だけ開けてるとか。

自給自足とまで行かなくとも、自分の納得のいく手づくりの生活を実践しようと思うと必ず当たる壁。 金を稼いでその金で消費生活をするのか? この金を使わずに「生活そのもの」を自分で成り立たせてしまうのか?

もちろん二者択一ではない。

【自分にとって丁度いいスタイル】

これを探すのだ! もとい、そんなものを探して見つかるもんではない。

自分の直観に従い、「嫌やなー。」と思う事を辞め、したい事を始める。 この「実践」をしないと始まらない。 逆にどんなに小さな事からでも、したい事を一つでも始めてみると必ず閃きが来る。 その閃きに従って更に実践を進める。 その次には一歩を踏み出してみないと分らなかった次の閃きが来る。 この繰り返しで必ず見つかる。 それが自分のライフスタイルなのだ。

四万十の「カゴノオト」 http://www.kagonote.com/

前さんからは「屋根の作業などを手伝いたい。」という依頼だった。

http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e816074.html 去年の暮れに井桁くんと雨柊さんと一緒に取り掛かったピザ窯の屋根の葺き替え作業。 半日で既に雨漏りはしないレベルまで防水して、その後僕が一人でコツコツやってた。


その瓦でブルーシートが見えなくなるまで増やさないといけない。 ビニールは水に強い。 しかし、風と日光に弱い。 バタバタ煽られたり、直射日光が当たると劣化してボロボロになってしまう。 それを防ぐのが廃瓦。 瓦はそもそも屋根材で日光には強い。 その廃瓦から防水ビニールを保護するのが絨毯やブルーシート。

タダでもらえる廃材で屋根を葺く。 この組み合わせに至るまでには随分と年月を要した。 いくらタダの廃材利用でも途方もない労力はかけたくない。 バサッとビニールを被せて、バラバラッと廃瓦を敷き詰める。 このラフさが気に行ってる。

農業用の廃ビニールは数年ごとに貼り替えるので農家に頼んでおくといくらでももらえる。 最近よく使うのは大きなビニールハウスのじゃなく、レタスなどのトンネルマルチ用の細長いもの。 これなら一人でも施工しやすい。

廃瓦は解体屋に頼めばダンプでもって来てくれる。 本瓦の家屋の解体の時には必ず一番に瓦を外す。 解体業界ではキチンとした分別は当たり前で、瓦だけをダンプに積んで搬出する。 どこかの処分場に行くか、ウチに来てもらうか、という非常に頼みやすい状況。 ただ、新しい瓦には釘が使われたりするのでNG。 土の上に置いただけの本瓦が望ましい。





この「しっかりと隙間なく敷く」というのも、今回のピザ窯の軒の雨漏りで葺き替えてみて到達した結論。 前回の細い丸太の屋根では隙間から日が差し込みシートを劣化させた。 そう頻繁に葺き替えたくはないので、隙間を埋める事に躍起になったという事。




こういう事は薄々気付いてた。 屋根の端の部分に平トタンをL型に折って当てて、石で重石をかければ解決する。 いくら屋根が広いと言うても数万円分も平トタンを張り込めば永くもつ。 頭では分かってるけど、「廃材天国の屋根材にそんなもの買いたくない。」と心のどこかで思ってしまう。 それが直観であり、いい意味の閃きなのだ。

買いたくないんだから、廃材で何とかしないといけない。 しかも、お手軽に解決したい。 朝方目覚めて夢うつつにアイデアをグルグルと妄想する。 その考えるのがまた楽しい。

ベストという結論は存在しない。

自分の直観に従い、設定をかける。 それが「廃材天国」というズサンでいて本人には自賛出来るスタイルなのだ。 自分で自分に言い聞かせ、自分を納得させる。

まあ、自分自身でさえ次々とうつろい変わるもの。

客観的ないい悪いがないように、「これがオレのスタイルだ!」と言うのを決める必要もない。 テキトーでいて、芯はブレない。

自画杜撰で左ウチワを成り立たせるのがこういう姿勢なのよん♪