現場に通う日もめでたく終わり、ここ最近は待ちに待った自分の家の作業。

もちろん、片づけの基本は「捨てる」。 とはいえ、廃材建築家としては使える廃材は材料として必要。 という事で作りつけの大きな棚があると、一気に片付く。






でも、よく考えると貴重な廃材コンパネをここに採用するよりはと思い立った。 いきつけの近所の工場から出る細い角材がある!


いや、アジアのゲストハウスに泊まった事のある者なら思い出せよ! ナゼ旅先のボロバンガローの床に段差があっても、「これが味があっていいよねー。」とか言うのに、日本の自分の家の床は合板のフローリングと石膏ボードにビニールクロスの完璧仕上げなのか??? 見栄えばかりは美しくとも、合板のボンドと塩化ビニールクロスの中で生活してて、シックハウスにならない方がおかしいぐらいだぞ。

















思いつきを行動に移す。 モヤモヤと考えてる間に結論は出ない。
廃材置き場から角材を物色し、どういう構造でどのように強度を出すかを同時進行で考えながら。 廃材建築歴14年の経験で、廃材が目の前にありさえすれば、ぶっつけのやっつけで形になる。
「このぐらいで十分」 この見極めは「自分」にしか出来ないのだ。
先に書いた合板のフローリングや石膏ボードに塩化ビニールの壁なんかも、施主本人が望んでる訳ではない。 住宅メーカーではお決まりのように、営業マンが「壁はクロスで。」という事になってる。
なぜか?
坪50万とかの見積もりの中で占める設備関係の割合は大きい。 エコキュート、IH電磁波調理器、ソーラーパネル、床暖房、食洗機、高級な便器、ペアガラス、、、。 システムキッチンだけで数百万という代物まで、、、。 風呂もお高いそうな。
家を建てるのはヤマダ電気で買い物するんとは訳が違うぞ。 とか言うてたら、実際にヤマダ電機がハウスメーカーと提携して家売ってるし、、、。
坪単価が決まってて、そんだけ設備関係に力を入れたら無垢のフローリングも漆喰仕上げの壁も遠のくというもの。 当然、一番安くて無難に仕上がるケミカル材にいきつくという流れ。 坪70万でも80万でも出せる施主なら別やけど、、、。
セルフビルドまで出来なくとも、変な流行と業界の思惑に流されず自分好みの家にせよ!
医、食、住、エネルギー。 これら自分の意志で自由に選択出来ないのはどうかしてる。
そこには金融メジャーや石油メジャーなどが牛耳る奴隷社会。 今ホットな集団的自衛権だって軍事メジャーの差し向けだ。 コツコツと仕事して、チマチマと消費するモノをカモにして成長を続けてる。
そういう陰謀は厳然として存在する。 だからもう、ネットのオタッキーなネタを見まくる必要はない。
対抗出来るのは脱消費生活!!
ネットに費やす時間があるんなら、自分で自分のために納得のいく毎日を入手せよ。
どうやって?
自分のための労働で。
医、食、住、エネルギーを金で買う率を減らせ。
それが脱消費のめくるめくクリエイト生活なのだ。 って、廃材いじって、漬けもの漬けて、という淡々した生活。 労働して汗をかくのは夕方の感動的なビールのためとも言える。 こういう定年退職の隠居生活のような毎日を強引に意味づけるためのこじ付けとも言える。
久々に自画杜撰日記書いたけど、いっつも同じ所に帰結する。 事実なんやからしゃあない。
何にせよ、自分本位に生きるのだ!!!