廃材を燃やした薪ストーブの灰の処分方法
- 山本 さくら
- 2016年1月7日
- 読了時間: 2分
薪ストーブ、五右衛門風呂、ステンレスカマド、移動式のピザ窯。
と、薪生活を送ってると。 灰が出る。
特に薪ストーブは薪も大型だし、毎日朝起きてすぐに焚き、寝るまで焚いてる。 灰もたくさん出る。
この自作薪ストーブは、単なる四角い箱。 「ロストル」や「サナ」などは設けていない。 こういうシンプルな構造の方が後々の使い勝手がいい。 こうして、底に溜まった灰を定期的に出すだけ。
こんな風に一輪車を横付けして、角スコで灰を出す。
次はコレの出番。 これはマグネットで、灰の中の釘やボルトを分別するのに便利。
角船の中に灰を入れ、マグネットでかき回す。
こんな感じで気持ちよく、くっつく。 この金物類は溜めておく。 色んな金物のゴミばかりを集めて、鉄クズとして売りに行く。 最近、相場が下がってはいるが、軽トラに一杯とかにすると、数千円にはなる。
金物がなくなった灰をフルイにかける。 角船の上にパイプを置いて、フルイを置いて、前後に揺する。
これで、サラサラの細かい灰だけになる。
廃材のプラスチックのタンクに入れて保管する。
これが、使い道。 コンポストトイレで用を足すごとにかける。 籾殻と灰を。
今までは籾殻だけだった。 普段出る灰は、廃材天国内に植えてある雑木の根元などに捨ててた。
灰には「リン」が含まれ、昔から肥料に使われてきた。 しかし、同時に重金属やダイオキシンという毒物も入る。 ビニールやプラスチックは当然燃やさないが、自然な環境でも長年成長した木には微量の重金属は溜め込まれてる。 それを燃やして、灰という凝縮されたものには、もちろんそれらが混入される。
と。 環境活動をしてた頃には、「害」の部分にフォーカスしてた。
ましてや、廃材の中には塗料や防腐剤という化学物質もゼロではない。 という、懸念もあって、今までは捨ててた。
ではナゼ、コンポストトイレに混ぜ始めたのか?
コンポストトイレのウンコは籾殻とヌカを混ぜて、ビニールで覆って堆肥化する。 その時にウンコは、あらゆる微生物や酵素によって分解される。 同時に、化学物質も分解される。
ダイオキシンや放射能でさえ、微生物が分解するのだ。 福島でも、木村さんの農法の田んぼからは放射能が検出されないように。
今は、「〇〇に害がある!」と声高に批判する時代を超えた。 科学的に解明されるよりも更に、複雑で難解な自然の営みがある。
微生物 酵素 醗酵
これらは、お米や野菜の土壌、 味噌、醤油、酒、漬物、という僕らの食べるもの、 口の中、胃、腸、という身体の中、 あらゆる所で起こってる。
環境が整って、上手く醗酵しさえすれば。
いい方向に醗酵する事により、化学物質の害ごときは目くそ鼻くその世界になる。
これは自分で納得する解釈の問題。 自分の責任で自分の食べるものだからこその判断。
有機JAS認証マークがあったり、セシウム検査クリアしたものじゃないと不安な人はそういう商品を買えばいい。 そういう基準にすら、不自然さを感じるし、買うという消費行為が嫌なのだ。
だから僕は、自給自足を実践してる。
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