一階は子どもたちの部屋と、二階は陶芸の工房という12坪の建物。 8月の始めから、未完成で放っておいた外壁工事に取り掛かった。
夏は頼まれた仕事が色々と入り、しばらくはこの外壁工事も休止してた。 最近また時間が出来たので、ボチボチ再開した。
というのも、薪ストーブの薪にするために廃材を切ってると、壁の材料に使えそうな丸太が結構あった。 それを、ちっちゃな部品にカットした。
元々はこの足場丸太を大量に持って来てくれたんで、発想を閃いた。 まだまだある。
切断機でカットする。
間に詰める土はこの残土。 古民家を解体した時に出たもの。
大半は土壁に使われていた土。 花崗土のようなもので、粘りは少ない。
それでも、水を加えて攪拌機でブーンと回すといい感じの泥になる。
土を置いては丸太を置き、また土を置く。 その繰り返し。
ドンドン進む。
子どもたちとあっこちゃんも参加。
この面も出来た。 二階部分は床も壁面も全てが4寸角の角材。 完成して8年になり、味わいが出て来た。
ピザ窯が見える。 この二階部分から片流れで、母屋の屋根に繋がる。 ピザ窯の軒の左には天ぷらカーの停まる大型の軒があり、廃材ソーラーが乗る。
後少しになって来た。 このピザ窯の軒部分でいよいよ終わり。
土歩が最後のピースを詰め込む!
これで4面共に、完成!!
いやーーー。 長かったような、あっという間だったような。
終わってホッとする。 「やり遂げたー!」という達成感もハンパない。
しかし! 終わってしまって寂しいぐらい楽しかった。 土を練り、コロコロ丸太を並べる作業は黙々としたコツコツ作業。 僕はそれを続けるのに苦は感じない。
やり続け、完成して得られる歓びはひとしお。 でも、作業中の瞬間、瞬間も大好きなのだ。
土をベチャッと置いて、 箱の中のランダムなコロコロ部品を見て、 丁度いいサイズの丸太を瞬間的に選んで置く。 別の丸太でコンコン叩いて座りを安定させる。
また、土をベチャっと置いて、、、。 この繰り返し。
同じ事の繰り返しで飽きないのか? それが、なぜか飽きないのよ。
泥の質感。 様々な大きさや太さや長さも異なる丸太。 それを瞬間的な判断で次々と積み込んでゆく。
という、 自然素材+即興
そう、モハヤこの作業はクリエイティブでアート性に満ちた、作品作りなのだ。
美術館のアート作品はもとより、瀬戸芸でさえ足が向かないのは何故だろう? とたまに考える。
やっぱ、自分で創作してるのが楽しいもん♬ という結論に至る。
廃材を使うというオタク性と、外に出かけなくとも延々と続けられる。 という自分の得意な才能を活かすと、こういう家が出来た。
自分の才能に気づく事が大事。
人と話すのが好き。 計算が好き。 文章を書くのが好き。 料理が好き。 人と人を繋げるのが好き。 ITが好き。 音楽が好き。 人を癒すのが好き。
好きな事は得意な事。 好きな事はいくらやっても飽きないし疲れない。
そういう事を仕事にせよ!
それで、生活出来ないなんて事は起こらない。 こんな事やってて、うちが上手くいってるように!!!
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