廃材パイプハウス倉庫の大きな扉作り。
廃ビニールを半分張り終えてた。
観音開きの両方とも張り終え、次は左のタイヤショベルの部分にも扉をつける番。 廃材の柱や細い角材を物色する。 A級の廃材はパイプハウス内に保管されてるが、こういう焚き物にするには惜しいというレベルのB級廃材は雨ざらし。
ここ最近、廃材天国内での大々的な建築作業をしてなかった。 「こんなトコにええのがあったんや?」と、嬉しい驚き。
長くて貴重な角材などのA級廃材はトタンで養生してある。 今年の台風で飛ばされたが、即座に再建した。
バールで釘や余分についてる木を取るだけで、すぐに使える。 こんな倉庫の扉ごときには、カンナやサンダーはかけない。
大蝶番がダブるので、柱を二重に設けた。
こんな感じ。
反対側。 こういう斜めの部分はちょっとしたノウハウが要る。 まず、適当にカットした角材を当ててみて、鉛筆を引いて切る。 それで、また当ててみて、角度がピッタリ合わなければ、丸ノコで薄く削って調節する。
これで、扉の枠が出来た。
扉を作りにかかる。
タイヤショベルを出してみた。 ギリギリの高さでええわ、と思って作ったがホントにギリギリ!
枠の内側の扉部分の斜めの箇所も、何度か当てては削ってピッタリするまで削る。 慣れると2~3回で合う。
間に細い木を入れる。 ここで都合よく、土歩が参戦。
こういう所に使うための細い角材は廃材では貴重。 今回は使わなくなった田植えの定規を切って利用した。
扉の枠完成。 ここも右の観音開きのと同様に廃ビニールを張る。
本当に倉庫っぽくなってきたーーー!
こういうスピード重視のやっつけ建築は、滞りなく快適に進む。 今回も2~3日費やしただけで、開けっ放しの倉庫がこんな進化を遂げた。
一人で延々と作るセルフビルドにおいて、チマチマ丁寧にしすぎるのはダメダメ。 遅々として進まないという状況。 やっぱ、サクサク進む快感が、また次に進む活力になる。
こんなに簡単ならもっと早くやったらよかった。 と、いつも思う。
15年もの間、廃材建築を実践しつづけてる、この僕でさえこうなのだ。 全く経験のない人が、取り掛かる前に「大変そう。」と二の足を踏むのはしかたのない事。
でも実際に、全く誰からも教わらずに、ソコソコのサイズの家を2軒建築した実例がここにある。
これを実現した秘訣は、 「プロの美しい仕事を目指さない。」 これに尽きる。
これでいいのだ! と、堂々と開き直ってしまうのだ!!!
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