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広島の「桜の山農場」を訪問

全工程6日間の、熊本は天草での塩釜作り。 堂々の完成を迎え、無事に帰廃した。


まずは、今回の相棒の坂本耕太郎くんを迎えに、広島県三原市の「桜の山農場」に立ち寄る。 大きな桜の木がシンボル。 自給自足、薪の暮らしをベースに、自然養豚を中心にした農場。 奥さんと5人の子どもたちと暮らしてる。 廃材セルフビルドや天ぷらカーの同士でもある。

前回の下見のブログを見て、 「一緒に連れて行って下さい!」 と、連絡をくれて、 「こっちも助かるんで、是非!!」 という流れになってた。


玄関前のカワイイ看板。


母屋から山の上に上ると、豚舎がある。


ワイルドな丸太建築の豚舎。


こういう鉄柵も自分で溶接して自作してる耕太郎くん。 今回の仕事は溶接メインなだけに、同行してくれて助かった。


豚さんがたくさん。


生まれたばかりの赤ちゃんも。


この日は、豚さんたちは豚舎の中だったが、時々この裏山に放ししてるそうな。


上からもらってきた天ぷら油を入れると、自動的に下に落ちて濾過されるシステム。 こういう、自分と違う発想は参考になる。

この桜の山農場の養豚の一番凄いのは、豚のエサを全てもらって来たもので賄ってる所。 廃材建築の材料なり、生活に必要な資材や家電などをもらってきて生活してるウチと共通するコンセプト。

地域で出る、おから、製麺所の麺、醤油カス、昆布や鰹節の切り粉、、、。 これらを交渉してもらって来ては粉砕して混ぜて醗酵飼料を自作してる。 経費をかけない生活と仕事というスタイルを確立してる。

うちと同じく、世界情勢や国の行政がどうなれ、 「何が何でも、自分で自分の家族の生活ぐらい何とかしてしまう!」 という、最強のスタイルと言えよう。

30代前半で、ここまで確立した農場経営なり、自給自足生活を営んでる家族は少ないと思う。 うちも、自給自足生活の満足度や経済的な余裕などが生まれたのは二軒目になってからやし。

やっぱねー。 自給自足を目指して、田舎暮らしを実践して、経済的にカツカツというパターンもよく聞く。 そういう中で、ちゃんと経営できてるのは素晴らしい。

自給自足を目指しながら、自分の得意分野でちゃんと現金を得る事は十分可能だぞ。

年収500万あっても、家や車のローン、光熱費、食費、保険、子どもが大学に行く時の積み立てで、いくらも残らない。 こういう話もよく聞く。

かと言うて、やりたい事を仕事にする自営で、経費を差し引いた利益をそんなに上げるのは大変。

だからー。 仕事や収入にばかりフォーカスするな。

生活だ。

生活のあり方をよくよく考えろ。

コレにこんなに金かける必要あるんか? 他の選択肢はないんか? コレは新品を買わんでも、中古でええんちゃう? そもそも、コレって要るんか? どっかに余ってるもんないか声かけよう。

こういう工夫次第で、生活ごとき金をかけんでも成り立たせられるんだ。 それが家族の経営だ。

家族で、生活と仕事を兼ねた経営の方向性を夫婦で、シッカリと共有するのだ。 これが、自給生活の大前提。

毎日毎日夫婦で、ご飯食べたり作業しながら、話をする。 うちのように子どもたちがソコソコ大きくなれば、子どもたちも交えて生活の方針を決める必要がある。

そうすれば、やりたい生活と、仕事のあり方が矛盾しなくなる。

ましてや、収入と支出のバランスが崩れ、経済的に成り立たないなんて事にはならないのだ。

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