県内の綾川町にある「月麻太陽自然道」。
元はスレートの倉庫だった建物を、いい感じにリフォームしてる。
鉄筋の間に畳を埋め込んだ壁。 これは未完成だそうで、ボチボチ棚とかを作りながら仕上げていくそう。
主宰は三好東曜くん。 プロジャンベ奏者でもある。
今は、奥さんの恵子ちゃんと共に、「こどもえん あさの実」という、認可以外保育施設を経営してる。
弟の源も保育スタッフとして、週2回入ってる。 この日も託児係として、外で子どもたちと遊んでた。
あさの実のサイト http://asanomi.info/
先日、あさの実を始めるに至り、恵子ちゃんが、「これだ!!!」と思ったという、山口にある「こびとのおうちえん」の大下充億(あつお)さんが来られた。
こびとのおうちえんブログ(トップの欧舌というのは、半農半菓で営む大下さんのお店) http://www.oh-shita.com/kobito/blog/
11/8は大下さんの講演会だった。 タイトルが『「認める」からはじまる子育て』だった。 まずは「こびとのおうちえん」の紹介ビデオを見てる所。
僕は大下さんとは15年ぐらい前からのお付き合いで、当時は「ネットワーク地球村」の環境活動を通して知り合った。
僕ら家族も「こびとのおうちえん」には2010年の天ぷらカーで行った屋久島の旅の帰りに、寄らせて頂いた。
古民家をリフォームした、園舎の脇の段々畑で野菜を育てながら、活き活きと活動されている大下さんの講演は最高だった。 ヤギやニワトリも飼いながら、自宅をセルフビルドしたりもされてる。
大人が決める行事やカリキュラムは特にナシ。 そういう大人が営む田舎暮らしを見ながら育つ子どもたちの特徴は、「常に自分である」という事。
比較 競争 ノルマ 評価 、 、 、 そういう大人社会の尺度を押し付けてはいけない。
時期 好み 差 タイミング 、 、 、 こういう自然な違いを認めて受け止めてあげる事。
小学校に上がる前の小さいうちから、 むしろ学校の競争や比較に慣れさせるために、 公立や大きな幼稚園に入れた方がいいという声もよく聞く。
認可外の小規模な偏った集まりでの教育に疑問を抱く人も少なくない。 まあ、そういう所に行った前例が少なすぎるし、心配になるのも分からないでもない。
いや、、、。 既存の教育機関が悪くて、そういう小規模のアドラーだとかシュタイナー教育に任せるのがいいという訳ではない。
子育ての根幹は家庭だぞ。 特に両親の立ち振る舞いを見て、子はいかようにも育つ。 「〇〇に行ってたら安心。」という人任せにする事が一番問題なのだ。
親の、 考え方 生き方 ライフスタイル 仕事 食べ物 買い物
逐一、それらを観察して、真似したいのだ。 子の手本となる毎日を送ってみよ。
とは言え、共働きで預けざるを得ないという事情もあろう。 だからこそ、家庭の延長のような、こういう小規模な保育施設という選択肢の意義がある。
全国的に、森のようちえんや自主保育のグループはどんどん増えてる。 前述のアドラー系やシュタイナー系などの保育園、幼稚園もある。 サドベリー系も少しづつ増えてるみたい。
まあ、保育園、幼稚園なんかはまだえげつない競争や評価に晒される事もない。 問題はその後の小学校、中学校という、義務教育だ。 繰り返すが、学校に問題があるんじゃあない。 親だぞ、親。
親が子どもを認めて、じっくりと待つ。
これに尽きるねー。 僕ら親が子どもの気持ちに寄り添えるかどうか? ここに懸かってる。
土歩もにこも小学校に在籍してるし、遠足などたまには行ってる。
毎日行くか行かないかは、本人が決める。
僕ら、親は彼らの邪魔をしない。 もちろん、手助けはする。
僕から見ても、ほんとに羨ましいような生活を送ってる。
何しろ、僕らの子ども時代には、こういう選択肢そのものがなかったからねー。
部活も勉強も楽しくてしかたがないという、 中学校生活を満喫してる野遊も2年生の今から、 「高校には行かんでええわ。」と、言ってる。
本人が決める
教育の結論だ!!!
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