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屋根を廃材のバラバラの瓦で葺く驚きの工法①

風呂リフォーム進行中。


床を作るための下地作り。


水平を出すために微妙に高さが足りない時などは薄い板をカマせる。 合板じゃなく無垢板が望ましい。


4寸角の角材がたくさんあったので、根太はコレ。


フロア材を張る前に、このリフォームの本来の目的である屋根にまだ着手してない事に気づいた。 このまま床を張ると、雨が降ったら床が濡れてしまう。


板を置いて石で押さえてる風呂の屋根、母屋のバラバラ廃瓦屋根、離れの板葺きの屋根。 母屋の大屋根もこの風呂の屋根のような方式で葺いてた。 2年ぐらい前に母屋は凄い雨漏りによって葺き替えを余儀なくされたけど、風呂の屋根だけは2008年から住み初めた当初からの姿。


少し板がずれて、防水のビニールが見えてる。


石と焦げた角材を外すとこんな感じ。 ただ板を置いてるだけ。 製材所から出るこの廃材ももの凄い量もらった。


板も取り払う。


ボソボソに腐ってる。 6~7年もしたらこんなもの。 このぐらいもてば十分。


作業中、母屋の防水ビニールの劣化が目に入った。 何重にもビニールを重ねてるので、一枚目がやられた今のうちに対応すると間に合う。


廃材天国内を歩くと、草むらにおあつらえ向きの廃材が落ちてた。


これで問題解決。 トニカク廃材天国の建物の屋根は全てこういうノリ。 まずビニールで防水→ビニールの養生のためのシート→バラバラの廃瓦なり石や角材、というスタイル。 雨は廃瓦や板の下を流れる。 防水は一番下のビニールが鍵で、屋根材である廃瓦や板はビニールが劣化したり風で飛んだりしないための養生材。 これは実際に屋根に上がって見ないと理解出来にくいと思う。

本来とは別の作業あっても、気付いた時にこういうのをやっつけておく。 どうせ、廃材持ってきて置くだけというあっという間に終わる作業。 大体何が本来か、などあってないような廃材建築やし。


風呂の屋根と離れの板葺きの屋根との間に雨が入らないようにする。 さすがに、この平トタンは買わなしゃあないなと金物屋に出かけた。 すると、「これ鉄クズに出すやつやきん持っていきな。」と頂けた!? 何でも、現在の板金に使われるこういう材料はガルバリウムメッキの上に塗装してあるのが常識だそう。 これはそのメッキが施されていない古い材料なので、在庫しておいても売れないから処分すると。 もったいないやらありがたいやらで結局タダで手に入った。 ホームセンターではこういう融通は利かない。 個人経営の店の常連になるのはこういうメリットがあるのだ。


折り曲げて設置。 数か所ビスで固定するだけでいい。


さあ、いよいよ一番大事な防水のビニールの出番。 コレがそれ。 ビニールハウスの廃ビニール。 特にこれはレタスのトンネルマルチ用ので、幅が190㎝で長さは50mという非常に扱いやすい材料。


こんな風に平トタンの谷の上に敷く。


小さな屋根なので、二列敷くと丁度よかった。

元々が廃材で作られた家の廃材の屋根の葺き替えなんて、こんなもの。 全然大した労力じゃない。 何一つ買わずに着々と作業が進む。 もちろんそれを実現させ得るのは、今までにストックしてある廃材やあらゆる業者との関係性によって。 何より重要なポイントは、「当面これでいけるやん。」という軽いノリ。

ハセヤンの金言「家は5年に一度建てるもの。」 これで僕の素人セルフビルドに火がついた。 経験のない素人の「ノウハウも知らんし、スキルもないし。」と怖じ気づくマインドから解放してくれたのだ。

今度は僕がこの廃材天国のブログによって、求める者を解放しよう。 家作りに完成はない。 月日が流れるに任せ、時々こうしてテキトーに廃材くっつけてれば文化的でクールな生活を送るのに事かかない。 更には、その作業が出来る時間の自由を勝ち取るのだ。

努力 競争 比較 成功 これらを放棄する。 自分の中のブレーキを壊せ。 誰にも負けずにトップになるんだという古臭い価値観はもうええわ。

解放せよ!! 自分を!!!

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