天草塩の会の松本さんから、塩釜制作の依頼

熊本は天草を目指した天ぷらカーも快調に到着した。







松本さんは塩屋を始めるにあたって、まずはこのタンクと水盤のコンクリート作業を一人でやる所から始められたそう。




自然塩の元祖とも言うべき「〇の精」などの大規模化の塩屋はボイラーで炊いて、遠心分離機にかけるそう。

塩の話をじっくりすると長くなるが。 JTの「食塩」というのは「イオン交換膜法という海水に電極を入れて、塩を分離させる方式。 これで出来た塩は、塩化ナトリウム99%の塩。 釜で炊いた松本さんのような「自然塩」の塩化ナトリウムの率は80%程。 この2割の違いって大きい。 100g中の20gもある訳やからねー。 ここにマグネシウム、カリウム、鉄分、マンガン、カルシウム、亜鉛、、、、というミネラルが含まれる。











夜の早めには廃材天国にたどり着いた。 お土産の天草の活き車えびと熊本の馬刺しに、子どもたちが歓喜したのは言うまでもない。



3日のうち2日は丸々運転という強行軍で疲れたが、じっくり松本さんと話せたのがよかった。 来年早春の釜の構造などの打ち合わせも決まった。

元はと言えば、前に釜を製作してくれた方が病気で現役を退いて、僕に話が来た。 今回、その職人の方の所も訪れて、色々と肝になるアドバイスも聞けた。 やはり、長年職人をしてきた方の話は深い。

それと、いかに鉄の専門家とは言え、しょっちゅう塩を炊く釜の製作をする訳ではない。 松本さん自身、今回やりかえるのが4回目。 毎回、自分の使いやすいよう、熱効率が上がるよう、耐久性が上がるよう、進化させてきたそう。 僕も、簡単な図面は出来たので、これから細部の事や、来年の現場での作業の工程を煮詰めてゆく。

松本さん曰く、「塩屋になるにはタンクと水盤の自作から。」 要するに生コンを流すための型枠大工技術を覚えて、自作しないと、莫大な経費がかかる。

かと言って、規模拡大してその経費を取り返すようなやり方は本末転倒だと仰る。 たまに弟子は居ても、基本は夫婦二人で営まれてる、 「生産量は増やさない!」が信条。 これは、食や生きる事にまつわる仕事の基本やね。

田舎暮らしの仕事として、有機農業専業家や陶芸家など色々あるが、この塩屋というのは、最初のビジョンがハッキリしてないと出来ないと強く感じた。

松本さんは、「個人でこうして塩を作る人が増える事で海岸線なりキレイな海が守られる。」と仰る。 このやり方は誰にでも教え、実際に弟子が何人も独立して塩屋として活動している。

こういう仕事に廃材の鉄板で、薪ストーブを自作する事から始めた溶接のスキルが活きるとはねー。

来年に向けて、周到に準備してゆこう!!!

#手作り塩