天日干し自然乾燥の稲刈り

今年の稲は特によく出来た。


6月の末の田植えの様子 毎年約3反植える。

大体4ヶ月弱でこの美しい実りを迎える。





















今年はハゼの木がいつもよりたくさん必要になった。 という事はよく採れてるという証拠。

刈りたての籾の水分は20%以上。 それを14%台まで乾燥させる必要がある。

コンバインで刈り取りと同時に脱穀まですると、必ずその日のうちに乾燥機に入れて強制的に乾燥させる必要がある。 水分が高いまま袋に入れたりすると、蒸れてダメになってしまうから。 この自然乾燥なら乾燥機が要らないだけでなく、ぶら下げてる間にもワラの栄養分が籾に吸収されるそうな。

何より、自然乾燥の籾は当然の事ながら来年蒔けば発芽する。 対して乾燥機でボイラー乾燥させた籾は発芽率が急激に下がる。

食べ物はお米に限らず、命あるものを頂く方がいいに決まってる。 とはいえ、人手がないとこんな作業はやってられない。 家族総出でやらないと、機械に頼る事になる。

実は今使ってるバインダーの登場ですら、昭和30年代後半。 それ以前は手刈り&手結束でのハゼ掛けという多大な労力をかけていた。 その後、昭和40年代にはコンバインが普及し始め、現代ではよっぽど狭い田んぼ以外ではまずコンバインを使ってる。 機械が悪い訳では決してない。 省力化のための機械の進歩は心底素晴らしいと思う。

昭和30年代後半と言えば、高度経済成長で多くの人が勤めに出て稼いだお金で生活するようになった時代。 家族で自給自足をしていた時代から、機械化して兼業農家になったのは自然な流れやと思う。

で。 21世紀に入り、うちのように、 「自分の食べる分だけ作って自給したい。」 「それには大型の機械要らんし。」 という人も少なからず増えつつある。

家族でやってたら楽しいし。 こういう作業を日々毎年実践する事で、子どもも大人も、将来の不安がなくなる。 実際に一年分食べるお米が、納屋か田んぼに必ずある訳やし。 そこから派生する手作りの麹での味噌や甘酒は、美味しくて身体にいいし。 こういう事が実践出来る最高の時代。

それもこれも、戦後すぐのまだ農機具がこれから機械化しようかという時代にあって、 「耕さず、肥料や農薬を必要としない。」 という自然農法を提唱した福岡正信さんは凄かった。 その後、川口由一さんや木村秋則さんという有名になる人も出てきた。

福岡さんや川口さんには直接お会いしに行き、随分影響を受けた。 木村さんの「奇跡のリンゴ」は知らない人の方が少ないレベルやし。 その木村さんは法人化して、国内外にそのノウハウを伝えておられる。

こういうマニアックな事を言ってると、 「農薬や大型機械なしに人口の増え続ける地球上のみんなを食べさせる事は出来ない!」 とか言う人がよく居るもの。

しかし実際には穀物量としては、70億人を食べさせる倍近くの量が生産されている。 それを貧富の格差で、豊かな国の家畜の餌に回されたり、 日本のように輸入した3割もの食べ残しをする国がある事が原因なのだ。

飢餓の原因 コレ分かりやすいよ。

自給がいい、機械化が悪いという事を言っているんじゃあない。 無農薬が絶対的に正しいとか言うつもりも毛頭ない。 客観的な議論や評論なんぞ嘘くさい。

自分本人による、自分のライフスタイルの選択なのだ。

何が好きで何が嫌いか?

自分が納得して選んだ。 それが廃材利用で、医食住とエネルギーを自給するというスタイル。

人に押し付けるもんではない。

しかし、誰からも止められないのだ!!!

#稲刈り