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中古ユンボを自家用に購入して、セルフ溶接で修理


ジャン!

このぐらいのサイズのユンボをここ一年ぐらいずっと探し続けてた。 近所で待望の出物があった。

廃材天国建設時にボロボロのユンボはあったが、クローラー(キャタピラ)が片方動かなくなり、そのままにしてた。 当時、北京オリンピックの前でクズ鉄が、㌔50円もした時に売ってしまった。

ただ、今はクズ鉄は㌔8円とか超安い。 でも、ユンボなどの重機は海外に出すと高く売れる。 なので、国内の中古市場も上がってる。

緊急的に短期で使うのなら、絶対リースの方がいい。 3tクラスだと、一ヶ月で7~8万ぐらいのもの。 ただ、回送代が片道15000円とかする。

去年、知り合いの倉庫を解体するのを頼まれた時などは、 3t級のを一台と、ブレーカー付きのをもう一台、7t級のを1台リース屋で借りた。

しかし、廃材天国内の廃材の片付けや造成などにチョコチョコ使うのに、回送代のかかるリースは不向き。 で、思い切って買った。

アワーメーター(運転した時間)も960時間と超少なく、年式も新し目、エンジン、油圧関係、クローラー、全てにおいて消耗が少ない上物だった。 車で言う所の10万㌔が、重機では4000時間とかに相当するそうな。


それでも中古なので、バケットに小さな穴が開いてたり、磨り減ってる。


補強の鉄板が磨り減ってしまってる。


ある程度の所でカットする。


タガネで外して磨く。


4、5㎜の廃材鉄板で補強しようとするも、簡単に曲げてカーブに沿わせるのは困難。


このように、小さくカットして当てて仮付けする。


反対側などは三次元的に歪んでたので、こいう変な形にして何とか沿わせる。


ここまでシッカリと溶接すれば完璧。


角っこも丸く磨り減ってるので、新たな鉄板を当てて肉盛りする。


こんな感じで、スキマを埋めるように溶接する。


側面も磨り減って穴が開きつつあった。


大きめの鉄板を当てて補強。


反対側も。 写真では分かりづらいが、中古のバケットは歪んでるんで、新たな鉄板を当てるとどうしてもスキマがある。 あまりスキマが大きいと、上手く溶接出来ない。


こういう時には薄い鉄板を入れて隙間を小さくする。


こんな感じに溶接する。


この裏技のお陰で、キレイに溶接出来た。


最後に真ん中の補強も入れて、完成!

厚い鉄板は硬い。 こういう鉄仕事は、木を扱うよりも難しいと思いがち。

しかしながら、家の解体材の柱や梁を使う廃材建築も、この廃材鉄工にも共通する原則は一緒。

たまたまそこにある廃材でやる 新品の材料を買わない 最初から完成予想図を描かない 全て現場合わせ

こういうコンセプトは向いてない人も居るかと思われるが、やってみると超快適。

何しろ、「下手な考え休むに似たり」と言われるぐらい。 手をつける前にアレコレ考えるというのが、物事が進まない理由だぞ。

イキナリ着工する ブッツケ本番でやってみる その場その場で、臨機応変な対応をする やってるうちに、次の工程なりアイデアを閃く どんどん乗ってきて、夢中になる 気がつけば完成してた

こういう順番だ!

「直感」とか「即興」という芸術表現の領域を、建築や鉄工に強引に当てはめた。 これが非常に相性がよくって、廃材天国のデッカイ家なり、超使いやすい薪ストーブが生まれた。

そして、今後も益々発展の一途をたどるのだ!!!

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