先日の、鶏小屋の土屋根化はまだ完成には至ってなかった。
前の記事の中で紹介した、「ベースモルタルB」を練って、ブルーシートの端を隠すために塗る。
この製品は一袋が1500円もする。 普通のセメントは400円ぐらい。
ベースモルタルBが足りなくなりそうだったので、裏側のつきにくい部分を優先させた。 後の上の部分は、砂とセメントを混ぜる普通のモルタルでいい。
セメントも前に使った残りがあった。 残ると必ず、ゴミ袋に入れてキツく縛って保管する。 そのままだと数ヶ月で固まってしまう。
通常は砂3にセメント1の割合。 今回のような薄くてつきにくいような細工の場合は2:1で配合する。
ゴム手袋で塗ってゆく。
前回の残りを塗り終えた。
こんな感じ。
土を足して、ブルーシートが完全に見えなくなるようにする。
真ん中の穴の部分はプラスチックの板でガードする。
この部分はレシプロカルフレームの空洞になってるので、そのまま土を乗せるのはよくない。
板の上には廃瓦を置く事にした。
こんな感じ。
完成。
これがブルーシートの状態。
アフター。 フニャフニャの縁のモルタルがカワイイ。 ブルーシートも完全に隠れていい感じになった。
奥の井戸の屋根はたくさん(20cmぐらい)土を盛ってるので、よっぽど晴れ続きでないと常に草が生えてる。 最近のようによく雨が降ると、鶏小屋の方でも草は生える。 ただ、5~10㎝ぐらいなので、すぐに枯れてしまうと思う。 今回は強度的にあまり厚く盛れなかったのでしゃあない。
このレシプロカルフレームでの小屋作りは中々面白かった。 労力も角材でパパッと作るのと、さして変わらないぐらいで出来た。
小屋の真ん中に柱がないので広々として、使いやすい。
まず、こういう小屋ぐらいの規模で、ゼロから廃材だけで完成させると、イメージが掴みやすい。 丸太と角材の接合部分なんか、90㎜のビスだけ。 それで十分。
こんな小屋に、「ホゾ穴開けて、組み合わせて、、、。」とか、「まず設計図を描いて、、、。」とか、不要。 全く不要! というか、ない方がいい。
あるもんで作る 廃材だけで作る 即興で取り掛かる ザッと終わらせる
こういう条件を満たそうとするのが、素人のブッツケ本番建築の極意。
決して大工さんの技術を目指したりしない事。 チマチマと丁寧にやり過ぎない事。 完璧を目指そうとしない事。
じゃなきゃ、長続きしない。
実際に住んでる廃材の家だって、こういうノリで作った訳。 むしろ、こうじゃないと出来ていまい。
これでいいのだ!!!
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