さあ、いよいよパイプハウスの屋根を葺く作業に入る。
http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e675746.html 前回の作業で下地は出来てる。
屋根材はコレ。
行きつけの金物屋からもらってきてた。 ルーフィングのようにロールになってるけど、厚みや表面の加工は正にアスファルトシングル。
http://diy-ie.com/npo-monooki/mono-yane.html ログハウスの屋根なんかに使われてるアスファルトシングル。
以前、以来された廃材建築での、納屋をリフォームしてピアノ教室にする時に使った。 その時はもちろんちゃんとしたアスファルトシングルの製品を買って施工した。 この材料は素人でも施工しやすい。 トタンやスレートはちょっと、、、という時に素人でも施工できる簡単な素材の代表格。
しかし、こういうロール状になった製品は見たことがない。 おそらく、大きな倉庫や体育館のような建物向けの製品なのかもしれない。
ペラペラのルーフィングとは違って、凄い厚み。 2、3㎜はある。 屋根の上に持ち上げるだけでも、大変な重さ。 この暑さで熱をもったこのゴムの塊を肩に担いで、脚立から持ち上げるしかない。
重さを気合いで何とかしたら、施工は至って簡単。
継ぎ目にはこのボンドを塗る。 モノがアスファルトシングルという油を染み込ませたゴムだけに、ボンドも正にアスファルトそのもの。 熱で揮発する強烈な臭い。 相当な毒物と思われる。
片方を引っ張ってもらわないと、一人では施工できない。 土歩が活躍してくれた。
この材料はたまたま行きつけの金物屋の倉庫の外に無造作に積み込まれてた。 直観で、「廃材や!」と思ったので、倉庫番のおっちゃんに、「アレ棄てるんですか?」と聞いた。
さすがに棄てる訳ではなく、倉庫の周りの草が生える部分に敷こうと思って、取引先の業者から廃材をもらってたそうな。 直接、社長の奥さんに、「アレ欲しいんですけど。」と聞くと、「秋山さんが使うんならええで、ウチはまた出た時でええから。」と快く承諾して頂いた。
ここの金物屋は一軒目の廃材建築の時には毎朝行ってた。 チェーンソー、インパクト、発電機、丸鋸、グラインダー、差し金、金槌、メジャー、、、一通りの道具は全部ここで揃えた。 理由は、一軒目の廃材ハウスの時に色々教えてくれた地元のおっちゃんが、「あそこの金物屋で買え!」と指示してくれたから。 そのおっちゃんも常連で、仲良くなると色々融通してくれる事も教えてくれた。
最近では道具も揃い、廃材天国での作業では材料も買わないけど、依頼された廃材建築の時のガルバの波板や金物を買う。 そういう時も電話一本で現場まで配達してくれる。
今回のパイプハウスの骨組を利用した倉庫作りの材料はこのアスファルトロールと折半(金属の屋根材)。 折半も廃材をこの金物屋からもらったもの。
買うと高い建築資材。 廃材となれば棄てるのにお金のいる時代。
廃材とは言え、頂くにはお互いにメリットのある関係性じゃないといけない。 処分代が浮くというものならタダで頂けるし、金物系ならクズ鉄に売れば金になるので、ビール1ケースとか何かお礼をする。
廃材を頂くには、まずコミュニケーションから。 大声で挨拶する所から。 「こいつは面白い!」と思ってもらう必要がある。
「何か分からんけど、一生懸命やってる。」という部分で信頼してもらうしかないのだ!!!
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