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ガラスの建具を自作する方法とは?

今、民家の改修工事の方が他の業者さん待ちで、現場を空けてる。


で、またまた坂出のルナティカナパの現場に入った。 奥の部屋をショップにして欲しいという依頼。

ハードルは高く、全面ガラスの壁面に大きなガラスの扉。 部屋の内装は全て漆喰。 オーガニックヘンプなどに見合うクールな内装にしなくてはならない。


で、今回は廃材じゃなく、新品の角材。 お店のウインドウなので、廃材はNG。 お店でもクールにな使い方で廃材を「見せ場」として使う事は可能。 しかし、今回はガラスを入れるための枠なので、新品の角材でスパッと決めたい。


このスリットがガラスを入れるための溝。


この「溝きりカッター」という、丸ノコの親戚のような機械を使って加工する。


ぱっと見は丸ノコの刃だが、真ん中のダイヤルを変える事で溝の幅を変える事が出来る。


6㎜弱の所にゲージが合ってる。


最大18、5㎜までの幅の溝が掘れる。


地面の凹凸を考慮して、慎重に垂直に柱を立てる。


こんな感じで枠を作る。


ビスの「斜め留め」の穴は予め、10㎜の下穴を開けておく。


そこに同じく10㎜の丸棒を押し込み。


ジャストでカットする事で、穴を目立たなくさせる。


僕が色々と悪戦苦闘してる間にマサが石膏ボードをサクサク張ってくれる。 店の内装は漆喰を塗る予定。


九州の田川産業の「城かべ」という既調合の製品。 これを使うと、超キレイに仕上がる。


ガラス屋からガラスも届いた。

ナニブン始めての事も多く、マサと二人で、 「う~ん、べ勉強になるなー!」 と言いながらの現場。

セルフビルドの自分の家ではここまでしなくとも、 施主の要望に応えるべく、ぶっつけ本番で全力を尽くす。

やった事はなくとも、この道具を使ってやれば出来る所までは分かってる。 で、実際に使ってみる。

思わず上手くいってみたり。 何回やっても上手くいかなかったり、、、。

まあ、そういうもの。

「ビギナーズラック」と、「知らないがための大失敗」はセットなのだ。 この両方がないと、素人が前に向いては進めない。

上手くいくと気持ちいい。 上手くいかないと、「なんでや!」と闘志が煮えたぎる。

結果として、どっちにしても懸命に取り組む事になる。 ココがポイントね。

楽勝ムードで分かりきったダラダラした仕事ぐらい、つまらないものはない。

「上手くいくかどうか!?」 という、切迫感!!

「これでどうだ!」 という、押せ押せムード!

これらをギャンブルのような他人任せじゃなく、自分の身体と感覚で最大限取り組む事だ!

これはねー。 16年間の廃材セルフビルドを通して、実際にそういうノリで培ってきたのよ。

借りてた2tダンプの助手席のガラスに、ユンボのバケットを突っ込んでみたり、、、。 窯の空焼きをする時に、あわや火事になりかけたり、、、。 チェーンブロックで7m級の丸太を吊り上げててて、ワイヤーが切れて落としたり、、、。 ピザ窯から明け方に出火して、消防車が来たり、、、(火事ネタ多し!)。

一つ間違うと命に関わるような事態はしばしば。 それでも、こうして二軒の廃材の家を建てて、5人家族が悠々自適に暮らしてる。

「悠々と、余裕を持って。」楽勝で暮らす感もあり、 「非常事態、非常事態!」と、ブザー鳴りっぱなしの時も多々ある。 しかし、どちらも自分の行動の範疇での出来事に過ぎない。 どっちも自分が責任を持って対処出来る範囲の事。 絶対的な他からの力により、この生活が脅かされる事はない。

常に変化無く一定の安定ってないんだぞ。 常に動き、常に変化をしながら、且つ根本的には磐石の安定感を醸しだす。

これが命本来の営みである!!!

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