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アンティーク鋸を自作時計に改造した

最近知り合いになった、骨董屋のおやっさんから電話。

「ピザ窯作んりょるんやけど、肝を教えてくれんかのぉ。」

すぐに見に行って、火の回りがあーだこーだ。 薪を燃やす時にはこーのあーの。 ピザを焼く時には、上火と下火のバランスが大事だ、とか。 色々と、僕の経験から教えられる事は教えた。


お礼に、こいつをもらった。 昔の製材用の鋸。 このぐらい幅がないと、上手くまっすぐに挽けんのやろね。 それにしても、デカイ!


3年ぐらい前に、渋谷のハンズで買ってそのままにしてた自作時計セットがあったのを思い出した。 これで、鋸を時計にしようと思いついた。


今使ってる時計はコレ。 解体現場から来た普通の時計のガラスを割って、ブリキの平トタンで囲っただけの自作時計。 これを掛け換えよう。


自作時計のムーブメントを埋め込むのに、10㎜の穴が必要。 まずは6㎜で一回開ける。 で、10㎜のキリに付け替えて、開ける。 こうすると、今回の鋸のような鋼とか、厚物鉄板への大きな穴開けがスムーズに出来る。


上手く開いて、真鍮製の専用ワッシャーを入れる。


裏にムーブメント部分をセットする。


表に針を差し込んで、時計部分はあっという間に完成。 文字盤を作るために、計って印をつける。


ボルトやネジ類の廃材の中から、色々物色して、文字盤を作る事を閃いた。 大きなフック型のボルトを曲げて、12時の「2」にしてみた。


これは元々こういう形のプラスドライバー。 これをそのまま、6時の「6」として使う。


9時も、こんな輪っか付きのボルトがあった!


「3」がどうしても思いつかず、コレを切って作る事にした。


いい感じ。


1時と2時、太めのビスと3分のアンカー。


4時と5時、3分のナットと4分の座金。


7時と8時、引き寄せ金物の台座とドリルビス。


10時と11時、メッキのボルトと金折れ。


ジャン!! ボンドで固定して完成。 一応、金物の太さや大きさのバランスを考えてこうなった。

廃材で適当に! いつもの自画杜撰!!


針金で筋交いからぶら下げて固定。


こんなに大きな時計でも、廃材天国の母屋は広く、小さく見える。

実は、この時計は賛否両論。 あっこちゃん、にこちゃんには不評。 野遊、土歩には好評。

特にあっこちゃんは、「こんな危ないものが家の中にぶら下がってると、落ち着かない。」と。 針金で頑丈に固定して、何とか理解を得られたが、、、。

反対に野遊は、学校から帰ってイキナリ出来てたんで、「うおおおーー、めっちゃカッコええ~!!」と絶賛。 「これは廃材天国の象徴として最高やな!」と、超評価して頂いた。

にこちゃんは、「何で、丸く切らんのー。」と!? 時計って大抵丸いので、こんなギザギザした状態のままじゃなく、丸くカットするもんと思ったよう。

色んな人が居る。 嗜好性や好みはみんなバラバラ。 それでいい。

その個性を遠慮せずに出し切るのだ! 遠慮したり、迎合するのはもっての他だぞ!!

しかし、飛び出し過ぎて他の人との関係性が保てないようではダメダメ。

その辺りは、全力で出し切った後で考えればええ!!!

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