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アスファルトシングルの屋根の葺き方と、煙突の屋根仕舞いのポイント

アスファルトシングルで屋根を葺く作業。 前回の「ピザ窯」と「カマド」の前にルーフィングを葺いて、借り留めしておいた。


いよいよ、アスファルトシングル葺き開始。 この黒いベトーッとしたのがコールタールそのもので、シングル用のボンド。 先端にコレを塗り、次の部材が来る元はシングル専用釘で一枚づつ留める。


同時に煙突を出す部分をカットする。 やはり、煙突は「ストレート出し」に限る。 屋根を施工する時に同時にやるのが一番望ましい。


丸太がギリギリだったんで、少し削った。 煙突上部はソコまで熱くならないので、接触さえしていなければOK。


0、3mmの平トタンをカットしてこういう部品を作る。

http://www.monotaro.com/g/00115385/?t.q=%83e%83X%83L%81%5B このハサミを愛用してるが、曲線切りには抜群。 ホームセンターでは5000円はするので、やはりモノタロウは安い。


こんな感じ。 平トタンと煙突のスキマは「耐熱コーキング」で仕舞いする。

「耐火パテ」や「耐火セメント」と「耐熱コーキング」は別物。 前者らは1000℃を超える耐熱性で、鋳物薪ストーブ本体の補修用。 後者はあくまでもシリコンシーラントの耐熱版で、煙突などの防水用。 ちなみに耐火温度は300℃ぐらい。 煙突でも元はもっと上がるが、先の方はこれで十分耐えられる。


ピザ窯とカマドからそれぞれ、立ち上がった。 どちらもステンレスの黒マット塗装、150㎜の煙突。

大体廃材利用の場合は120㎜が多いけど、理想を言うと太い方が引きもええし、煤の詰まりもしにくい。 廃材天国のステンレスカマドのはビニールハウスのボイラーに使われてた150㎜のもの。 薪ストーブの方は120㎜だが、ストレートに5本立ち上げてるので、強烈に引く。 長ければ長い程、煙突は強い「引き」を生む。


この日はまだ県内で職人仕事をしてたしょうたくんにも来てもらって、マサシさんも入れて4人体制でやった。


最初は煙突の加工と同時進行だったので、「一日で葺き終えるんはどうか?」と言う所から、3時の休憩後の最後の追い上げが凄かった。


何とか一日で葺き終える事が出来た。


テラコッタ調のカワイイ屋根に仕上がった。


この角度から見ると、屋根の湾曲具合がよく分かる。 角が丸いだけじゃなく、南北方向にも東西方向にも湾曲した、3次元局面。 これはアスファルトシングルしか選択肢はなかった。 しかも、この辺りのホームセンターにある奴じゃなく、2重構造になってて耐久性のええ奴らしい。

快適な薪生活において、煙突の仕舞いは後々の使いやすさの要。 多少勇気が要るが、屋根を抜いておきたい。

廃材天国の大屋根も2本の煙突を抜いてるが、雨漏りはしない。

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