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【薪で焚く陶芸窯】1,223℃の世界は眩しい色

親父の窯の窯焚き。 昼間は弟の源の担当。


土歩も兄の野遊のやってるのを見て、くべる。 上の口からくべるのはタイミングが大事。


焚き始めて4日目で1200度を超える。


まずは一個目の引き出し。 何個か引き出して温度設定を決める目安にする。


目で見るとこんなもんじゃあない。 ずっとは見れないぐらい眩しい世界。 写真で撮るとこんなもん。


夜明け前。 窯が小さいので煙突も短い。 火炎が立ち上る。

今日は現場仕事がないので、昼間は薪運び。 廃材天国の方の薪を窯場に搬入する。

一度温度が上がり、窯焚きはキープの段階に入った。 こうなると楽チンなもの。 ボーッとして炎を見つめたり、本を読んだりしながら出来る楽な作業。

昨晩からちょっと冷えたので、夜は窯の前が丁度よかった。

この1000年以上前から続く、薪の窯焚き。 こういうローテクの手仕事は自分のペースで出来るので、人間的で無理がない。

とは言え、土作りから作品作り、この窯焚き、窯から出て一つ一つ磨いたりしてやっと完成する作品。 一個数百円では売れないし、価値を上げるための、美しい展示場やディスプレイ、包装、、、。 そういう事に労力をかけて、頑張って売ろうとしなくなって久しい。 陶芸の作品売って、その金で、医、食、住、エネルギーという生活費を稼がなくていい。 10年以上かかって、そのように設定してきたし、実現した。

まあ、楽しいので辞めない程度に続けていこうとは思ってる。

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