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【自給用の田んぼ】バインダーでの稲刈り&自然乾燥のやり方

お米が実った!


手植えのヒノヒカリ、3反分。


バインダーで刈り取るので、隅っこの機械が入れない部分だけ手で刈り取る。


バインダーは刈り取りと同時に結束もしてくれるので、手刈り+結束という労力から比べると、超速い。


しかし、今回はバインダーの調子が悪くて、しょっちゅうヒモが切れて結束ミスが出た。 お抱えの農機具屋の人が、他のお客さんの使ってないバインダーを借りて来てくれて、難を凌いだ。


「ハゼ」という、お米を乾燥させるための三脚を立てる。 今回は初日、琴平町の「匠の学び舎」という職人の学校の若者が手伝ってくれた。 やっぱし、若者のパワーは凄い!


ちびっ子のパワーも侮れない。 「大人と同じようにやりたい!」という気持ちをどんどん実現させる環境を整えれば、成長はハンパない。


これが、ハゼ。 ここに稲の束をぶら下げて乾燥させる。


田んぼ中に散らばった稲束を集めるのが一仕事。 集めてきては、どんどんかけてゆく。


掛けかたがポイントで、束を半々にして掛けるのではなく、9:1ぐらいで交互に掛ける。 こうする事でたくさん掛けられる。


束を渡す人がこういう風に、事前に9:1にして渡すと能率がいい。


土歩ぐらいになると十分戦力になってくれる。


今年も概ねよく出来たが、一部ジャンボタニシの食害に遭った。 こういう部分は田んぼが低くて、深くなる所。 何せ、田植え後に一度も草取りしなくてここまで稲が順調に育つんやから、ジャンボタニシ様々。 こういう深い部分さえ埋めておけば、そんなに問題ではない。


源の所のあさひも一人前に、杭を持ってる。


束をかけた上には「屋根」を乗せる。


そのために、堰板でよく叩いて均しておく。


屋根として置く束は扇型に広げて、隣同士をよく詰める。 こうする事で、下の束のワラの切り口から雨が入らない。


お約束の軽トラの荷台。 特に田んぼの中をガタゴト走ると大喜び!


秋晴れの中、この迫力に感無量。

これで2週間も干してれば、脱穀出来る。 その後、籾摺りして玄米になる。

家族みんなで田植えや稲刈りを共同でやる。 そして、みんなの一年分のお米が納屋に蓄えられる。

みんなでやれば、田植え3日、稲刈り3日ぐらいのもの。 後は水の管理ぐらい。

自分たちが食べる用で販売はしない。 当然、無肥料、無農薬、除草剤もなし。 先に書いた、ジャンボタニシのお陰で除草作業レス。

更にここは猪や鹿の獣害もなく、水も潤沢な地域。 こういう恵まれた場所でも、放された農地は少なくない。

田んぼだけは、水利の事があるんで、地域の付き合いはしっかりやらんとね。 先日の祭りの記事のように、田舎暮らしの要やからね。

そういう事も含めて、田んぼでお米を作るって、豊かな暮らしの象徴やねー!!!

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