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【自作】既存ルーフキャリアにプラスして積載性を上げる方法

天ぷらカー改造待ちのグランドハイエース。


和歌山の天ぷらカーのプロ「満月屋」さんとの予定を刷り合わせている間に、ルーフキャリアをつけた。


この車専用の新品のもの。


車のスリットに引っかかりのある場所があり、ここにしか付けられない。


もうちょい、前に欲しいのに、、、! この助手席の上ぐらいにないと、4mものの角材などは載せられない。


そこで、このアルミの廃材に目をつけた。 アルミは軽くて剛性がある。


この材料は、仕事でカーポートを解体した時にとっておいたもの。


少し余裕を持ってカットする。


小口に蓋をつける。


裏からキッチンパネル用のボンドで固定する。 今まで、最強のボンドと言えばMPX-1と思っていたが、一本(約300cc)1000円はする。 これは500円台で買えてリーズナブルな上に相当強い。


新たに作るルーフキャリアの位置を出すために、既存の二本のキャリアに定規として廃アルミをクランプで固定。


定規の下に更にクランプで留めてあるのが、新たなルーフキャリアの部材。


ここで上のバーから下に受ける足の長さを出すためにケガく。


写真ではわかりにくいが、車のルーフの角に位置するため、各角の長さが全部違う。


上の面と下の三次元曲面がピタッと合うまで、何度も当てては削るの繰り返し。


完成した足のボンドを乾かせるために薪ストーブの上に置く。


お次は塗装。 ミッチャクロンというプライマーが優秀で、その上にシリコーンラッカーで塗装する。


スプレーなので、あっという間。


同様にバーやL型の金物も塗装。


塗装が乾いて、当ててみた。


下の三次元の曲面にピッタリ合ってる。


固定用のL型の金物もどちらも90°じゃない。 何度も叩いては当ててみて、ピッタリするまで根気良く繰り返す。 そうしてるといつかはジャストの角度に決まるもの。


車の屋根に直にステンレスのドリルビスを揉んで固定する。


ジャジャーン! 完成!!


こうしてバッチリ積載性が上がった! 短い方が3m、長く飛び出してるのが4mの角材。

3mなら既存の二本のキャリアでも積めない事はなかったが、4mものはコレがないと無理だった。 やはり大工仕事のための車でもあるので、このキャリア自作が上手く行き一安心。

こうして記事にすると、サクサクッと出来てるかに見える(自分からしても)。 しかし、完成に至るまでのプロセスは長い道のりなのだ。

まず、材料は何を使うか? 廃材でも、ソコソコ綺麗に仕上げるには? 曲面にバッチリとフィットするにはどうするか? 車への固定はどうするか?

などなど、 「う~ん、、、。」 と思い悩む部分多数。

その一つ一つに、 「おっ!!」 という閃きがある。

そのインスピレーションと、 その後の電光石火の実現力。

この組み合わせで、コツコツと実現に向かう。 その一つ一つの、瞬間瞬間がとても楽しい。

このプロセスのためにやっていると言っても過言ではない。 こういう過程を楽しめないと、長続きしないよん。

結果だけを求めるのであれば、金払って他人に頼めばいい。

僕の場合、金がかかる云々以前に、このプロセスを楽しみたいから自作するのだ!!!

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