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【糀手作り】一度に15㌔のお米を糀に加工するには?③(糀発酵機の完成)

麹を大量に安定的に製造するための、麹醗酵器の自作。 農文協の本を参考に、中古冷蔵庫を改造して挑戦中。


ヤフオクで落札した、サーモスタットが届いた。 中国製の安いものだったので、本体とセンサーだけ、、、。 電源などは自分で加工して作らないといけない。

サーモスタットをどこに設置するかをまず考える。 冷蔵庫の外か、中か?

外の方が簡単だが、冷蔵庫の壁面に埋め込んだ方がスッキリ納まる。


醗酵部屋として使われない、冷凍庫部分に入れ込む事にした。 まず、電源の線を通す穴を開ける。


8㎜のキリで貫通させた。 冷蔵庫の鉄板なんてペラペラかと思いきや。 冷凍庫の内側の鉄板が意外と厚くて苦労した。


電源に使用する線は大量にストックしてある中から選ぶ。 今回のコタツの電熱器は300Wなので、7Aの細い線で十分。


電源の線を通す。


外からは電源の線、下からはコタツの電熱器の線がそれぞれ通った。


線の皮をむいて、分岐させたりして準備する。


いよいよ、穴開け開始。 ここにサーモスタット本体を埋め込む。


無事に貫通。 壁面は、ウレタンの断熱材で結構分厚い。


これが、冷凍庫内側の鉄板。 2㎜ぐらいはあり、かなり手ごわかった。 むしろ外側の鉄板は、0、4~0、6㎜ぐらいしかなく、簡単に切れた。


上手く埋め込む事ができた。


冷凍庫内側の様子。 ここに配線する。


これが配線図。

この「The load」というのは何だ? とか、よく分からない部分があったので、出品者の方にメールで質問した。

そもそも、商品の取り付けに関するサポートは行っていないと言う事だったが、 親切に、既にこのサーモスタットを使ってる方のブログを教えて頂けた。 http://asai.atso-net.jp/do-it-yourself/2014/12/


まず、センサーの線の接続。


冷蔵庫部分(麹醗酵室)の一番上にセンサーの先端を取り付けた。


電熱器の線の片方を①に接続。


電源の線は分岐させて、スイッチと電熱器の両方に繋ぐ。


だんだんややこしくなってきたが、こんな感じ。


完成!


さあ。 電源のコンセントを持ってくるための電気工事をする必要がある。 上の方にVA線が走ってるので、分岐させて下まで持ってこよう。


ブレーカーを落として、検電器でチェックしてからペンチで切断。 この線がどのブレーカーからかがよっぽどハッキリと分かっていないと、検電器は必須。


分岐させて、しっかりと線をカシメる。


今回はちゃんとこういうのもつけた。


コンセントは廃材のスケルトン。


コンセントを差し込んで。


電源ON!


電熱器もちゃんと作動した。

いやーーー。 これで、麹醗酵器は一応の完成をみた。

次は実際に、これで麹を仕込んでみる番。 いやはや、楽しみ楽しみ~!

麹を大量に製造するための、自作醗酵器作り。 麹を作るためと言うよりも、「冷蔵庫の改造」と「サーモスタットの設置」という作業が楽しくなり、一気に仕上げた。

そう! 自給自足なり、自分で自分の必要なものを自作する行為には、ここが避けられない。

手段が目的化する

家を作るための廃材大工 ストーブを作るための溶接作業 井戸を掘り、ポンプを据えての配管工事 天ぷらカーがトラブッての車いじり 廃材ソーラーを設置するための、架台作り 畑の水はけをよくするための土木工事 鶏小屋にレシプロカルフレームを採用したり

目的は自給だったり、自分の生活を快適にする事。 しかし、これらの「手段そのもの」が楽しいからここまでやれてる。 これはハッキリしてるのだ。

誰かに頼んだり、製品を買って、目的を成し遂げるのは、この生活の本望ではないぞ。

自分でやる!

失敗したり、 悩んだり、 苦労したり、 上手く行かなくっても、、、

それでも、絶対に諦めない。

16年前にそう決めたし、今後も益々この生活は加速する一方なのだ!!!

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