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【糀手作り】一度に15㌔のお米を糀に加工するには?②(廃冷蔵庫で発酵器を作る)

前回の記事で紹介した麹作りでは、3㌔(2升)分の麹が出来る。

甘酒やどぶろくには丁度いい量。 しかし、これから作る味噌の時には圧倒的に足りない。

うちでは毎年大豆30㌔、麹30㌔分で味噌を仕込む。 今年は大豆40㌔分仕込もうかと思ってる。

麹は長く保存するのは、よくない。 3㌔×10セットなんかやってたら、長くかかり過ぎるし、冷蔵庫にも入らないし。


そこで、この記事を思い出した。 廃材の冷蔵庫で、一度に15㌔の麹を作るやり方。


「農文協」のこの本の中に載ってる。 「現代農業」の中の記事をまとめたもので、非常に参考になる。


早速、廃品を集めて売ってる、超マニア向けの場所へ行く。 予想通り、冷蔵庫なんてよりどりみどり。

ここは、農機具や車のタイヤ、バイクや車まで色々と売ってる。 ただし、リサイクルショップのような小奇麗な状態じゃなく、全て露天で雨ざらしにされての、現状販売。 原付なんか1万円ぐらいやし、農機具関係も恐ろしく安い。


早速、一番大きな奴を天ぷらカーに押し込む。 もちろんタダで。

実はこの冷蔵庫、まだ十分機能は果たす。 それでもタダ!

これは、家電リサイクル法で、棄てる時に5000円とか取られるから。 ここでも、よっぽどキレイで新しいものなら数千円の値が付く。 そうじゃないものは、動くものでも価値はない。

廃材天国では3台の冷蔵庫が動いてるが、 自ら解体現場から取って来たり、ここから来たもの。 新品の大型冷蔵庫に10万以上払ったり、 リサイクルショップでも数万も払うのは馬鹿らしいとしか思えない。

だっていくら省エネで、 電気代が10分の1とか言うたって、 10万の電気代を取り返すのに何年かかるねん!

これは金がないから言ってるのではない。 うちはこういう浪費をしないから、余裕が生まれてるという事なのだ。 まあ、新品好きに強要するもんではないけどね。


とりあえず廃材天国に持ち帰り、据え置く場所を決める。


麹製造器に改造するために、 邪魔な棚などを取り払う。

バッキン!

ベッキン!


こんなに、要らんものを出した。


これで、上から下までスカスカ~。 一番上の冷凍庫は完全に仕切りされた別の部屋だったので、無視。


さあ、ここからが廃材天国の本領発揮。 麹を入れる棚の製作に入る。


廃材をカットして、部品を作る。


一個目が出来たんで、合わせて見ると!! 観音開きの左右の扉の内側の出っ張りに当たって、入らない!!!

内側の壁ギリギリに作ってあるので、自作の棚の方を縮めたくはない。


この出っ張りを取れば入る!


ドバッと切断! 表面は薄いプラスチック、中は発泡ウレタンなので、造作もない作業。


こんな感じで、十分なクリアランスが取れた。


正に、ピッタリ入った。


残り5段、全部で6段完成!


下の段に入れるために、この出っ張りも邪魔。


ここも上手く切断完了。


一番下にはコタツをバラして取った電熱器を置く。 後は温度を一定に保つ、サーモスタットが必要。 既にヤフオクで落札した。


ジャン!

これで、一応の完成を見た。 後は、ぶっつけ本番で、味噌作りの直前に麹を仕込むのみ。

いやー。 この麹製造器で、麹作りの大躍進なるか!?

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