第6週目に入った、神戸の減築現場。 ほんとに涼しくなって、作業もはかどる。


















ミクマリの里は築100年超えのボロボロの古民家を再生して、助産院にするプロジェクトとして、友人の瀬川映太が始めた。















この石の床の目地の作業中に福田さんから快心の一言が! 「出来てしまえば床に顔を張り付けて眺めたりしないんで、適当でいいよ。」と!!
僕がみんなに 「こうやってコテを使ってこうして仕上げて、こういうぐらいキレイにしないと!」 と言ってた横でのツッコミだった。
これは本当にその通りで、この現場の床と同じ石の床の土間の廃材天国なんか超テキトーにやってた。
実際に一緒に作業してるメンバーはみんなうちに来た事があるが、 「うちの石の床に微妙な段差って結構ある事知ってる?」 と聞いても、一同「???」な様子。
もちろんここでは僕も仕事としてやってるし、みんなも職人意識で、 「この隙間はいかんやろー!」 と、見切りを入れたり、コーキングしたりと懸命にキレイに仕上げる努力は怠らない。
しかし、施主がこの核心を突いてるのだから最高に心強い!!
現代の内装の常識は、まずここのような自然素材を多用する事はまずない。 壁や天井は石膏ボードにビニールクロスだし、 見切り材ですら、紙を圧縮したものに表面だけ木の模様をプリントした専用の材料。 しかし、そんな材料はちょこっとコツンと当てると剥がれてしまう。 またそれを補修する「かくれん棒」という簡易補修キットもあるけど、、、。
自然素材の無垢の木なら少々傷ついても磨けば直す事が出来る。 いや、そもそも無垢のフローリングや壁の傷は長年経てば経つほど「味わい」になる。 100%廃材のうちに来て、 「カッコいいですね!」という人は多いが、「ここの傷が気になる。」と思う人はまずいないと思う。
無垢の経年劣化の味わいという意味では、 テレビのDIYを取り上げた番組で、「エイジング加工」とかやってるぐらい流行ってる。
ほんと、早く安く小綺麗に見せるためには、石膏ボードとビニールクロスに合板のフローリングというのは最高の組み合わせ。 でも、この無垢のフローリングと無垢の壁に石の土間という気持ちよさとは間逆の、見せかけだけのもん。
今の現場は仕上がれば仕上がる程、ほんとに気持ちのいい家になってきた。
今回も怒涛の一週間だった。 後、2週間ぐらいで終わるかなー?
次の週は外壁の漆喰塗り、キッチンのシンク製作、薪ストーブの設置と煙突工事、濡れ縁製作と軒作り。 他にも浴槽の交換、洗面台の製作、ボイラーの設置、トイレの交換などあるが、更に次の週に持ち越しになりそう。
また明日から材料満載の天ぷらカーで神戸に向かうぞ~!!!
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