神戸は垂水区での大々的減築リノベーション。
7/31から始まった現場も一ヶ月が過ぎた。 灼熱の現場が、秋の涼しい風の吹くいい季節になってきた。
8/28からの週に、キッチンの土間に敷く石を搬入しようとした時の話。
これが石置き場。 超大量に大きな石がある。
しかし、車から降りてみると、スズメバチが!!!
落ち着いて周りを見渡すと、パッと見100匹以上は草むらに広がってるーーー!!! すぐさま車に戻り、大慌てでドアを閉めて蜂が入ってないのを確認した。 「刺されなくてよかった~。」と一安心。
これは、スズメバチが活動しなくなる12月まで石を取れないのかーーー! モシクハ、蜂獲りのプロのフクちゃんバリに合羽2枚重ねとかで蜂の中を石運びを決行するのか? 巣を見つけて、「蜂ジェット」のようなスプレーで殺戮してしまうか? 車の窓を閉めて、悶々と考えた、、、。
自分で考えても結論は出ないので、蜂獲りのプロ、「あつたや」のフクちゃんに電話。 彼が高知の古民家で暮らしてる時に訪ねて以来、蜂の事でたまに電話して指南を仰ぐ。
かくかくしかじかで、、、と状況を伝えると、 「そんなに蜂がわんさか出てるのは陣さんが車で巣の近くを通って、刺激を与えたから一気に出てきたんでしょう。」 と。
確かに草むらに車で侵入して、ガサガサと草を踏んだり揺らしたりした。
熱「蜂は巣を攻撃されたと思うと一斉に飛び出して来ますが、また巣に戻ってゆきます。」 「よく見て、巣の位置を確かめて下さい。」 「そして巣から半径3m以上離れた場所での石を運ぶ作業なら全然大丈夫ですから。」
陣「さっきから、じーっと見てるんやけど、同じ箇所に戻るという行動はしてないのよ。」
熱「いえ、必ず戻りますからよく観察して下さい。」
なるほどと思い、更に観察を続けるも、その様子はない、、、。 ここまでで、電話をしながら状況を伝えながら、蜂の習性を聞きながらで、30分近くは経ってた。
ふと、蜂のある行動が気になって、伝えた。
陣「なんか蜂が草の上にとまっては、また近くの草に飛んで行ってとまったりというのを繰り返してるけど。」
熱「スズメバチが攻撃的になっている時に葉っぱの上にとまったりする行動はしませんよ。」 「大抵、八の字にブンブン飛び回って威嚇しますから。」 「しかし、蜂は一斉に出てきても、20~30分もすれば巣に戻りますから、 陣さんが電話をくれた時から数が変わっていないというのは納得がいきませんね。」
熱「もしかして!!!」 「陣さん、そこの土地にヤブガラシ生えていませんか??」
陣「え、何、ヤブガラシって?」
熱「上に向かって淡い黄緑色の花をつけた草ですよ!」
陣「あーあるある、ていうか、まさにソレにスズメバチがとまってるのよ。」
熱「そうなんですよ、ヤブガラシの花はあらゆる蜂の大好物なんです。」 「ちなみにその花はどのぐらいあります?」
陣「石のある土地全部に生えてるよ。」
熱「じゃあ、陣さん今すぐ車から降りても大丈夫ですよ!」 「僕が保障します!!」 「何なら蜂を叩こうが、蹴飛ばそうが、陣さんを刺したりしませんから。」
陣「ええーー、そうなの~~~!!??」
熱「蜂は自分の巣を攻撃された時にしか攻撃してきませんから、蜜を食べに来てる時には絶対に刺しません。」
おそるおそる、車から出て蜂に近づいてみる。 この蜂がとまってるのがヤブガラシ。
これは蜂から30㎝ぐらいまで近づいて撮った。 確かにこちらの事は全く無視して蜜を食べてる。
やっと本命の石を取る事が出来る。 こんなに大きな石もある。 4mぐらいある。
地面にバンッと叩きつけて、割る。 手ごろな大きさになるまで、石を叩きつけて更に割る。
スズメバチの近くでガンガン作業しても、全く相手にされない。
熱「蜂の習性さえ分かればかわいいもんですよ。」
ちょっとだけ、彼の言った事が理解できた気がした。
こんな感じに積み込んで、神戸まで運んだ。
この石を使うのは来週からの作業になりそう。
次回、28日からの週の報告も書くのでお楽しみに~!!!
廃材天国HP http://haizaitengoku.com/
Kommentare