干した大根が干しあがった。
最近は季節風が強く、干しあがるのが早い。 一週間ほどでいい感じになった。
これもその時々で、干し加減を変える。 長く持たせたい、強い塩分にする時は、よく水分を飛ばすようにしっかり目に干す。 今回はすぐに食べたいので、そこまで干からびさせなかった。
干した大根の一割のヌカを計る。
塩は天草の自然海塩で、7%にした。 冬の間に食べてしまうのなら、このぐらい低い塩分でいける。
ヌカと大根を交互に漬けてゆく。
最後に上が平らになるように、何度も置き方を変えて、収まりを調整する。
廃材の石で重石をかけて完成。 これで数週間放っておけば、食べられるようになる。
ヌカと大根が微生物の力によって、醗酵する。 それを待つだけ。
人間様は何もしない。 いや、出来ない。
こういう状況を段取りして、作り出す事は出来ても、 そもそも、人間が解明してるメカニズムなんて、ごく一部でしかない。
今、科学的に分かってる事の何倍もの、未知の世界によって、醸されてる。
そうして何百年も前からヌカと大根で漬けた、たくあん漬けとご飯を食べてきてる。
温故知新
これからもまた、こうして、当たり前にたくあんを漬けては、ご飯と食べてゆくのだ。
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