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【廃材リフォーム】和式便器を洋式にリフォーム②(完成)

神戸でのプレハブの移築を挟んで、ここ数日やってる廃材建築。 「原石カフェ トミー」の新店舗をリフォーム。

和式便器を新品の洋式便器に替えるという大工事には廃材は使えない。 今までやった事ない初めての作業。 設備屋の社長に色々とポイントを聞いてトライ中。


厨房の囲いにはこの廃材を使って欲しいと、トミーが希望。


こんなボロお廃材でも、端をカットして揃えればちゃんと使える。


こんな感じ。 幅も厚みもマチマチの廃材ならではのラフなデザイン。


トイレの方は前回床部分に流したモルタルが固まり、側面にも塗る。 側面をフラットに仕上げるのには従来の砂とセメントだけのモルタルでは、落ちてきて塗りづらい。 これは左官材料の軽量モルタル。


全然落ちて来なくて、超塗りやすい。


その側面も神戸に行ってる間に乾いた。


そこに既存の壁材と同じ、クッションフロアという素材を使う。 これは専用のボンド。


こんな感じ。 こんな作業も初めてやったけど、意外と簡単なもの。


そしてクライマックスの洋式便器の据え付け。

その前に、マスキングテープを張り巡らし、クッションフロアの角をコーキングして先に仕上げる。

タイルの床にハンマードリルで穴を開け、アンカーを打ちこんでボルトで固定。 便器を据え付け、タンクを設置して便器と固定、給水ホースを繋ぐ。

書いたら一瞬やけど、各工程にプチ難関もあった。 何とか今までの経験の応用でクリアした。


厨房の囲いにパタパタドアもつけて、早速トミーがペイント。 ペイントしても廃材のレトロな味は活きる。 後はトミーがコツコツ仕上げて、3月の初めからオープンするそうな。

今回の依頼主のトミーは、僕以上に細かい所にこだわらない。 「ここはグラインダーで磨いて仕上げといた方がええかな?」とか聞いても。 「そんな所は磨く必要ないよ。」と即答。 とにかく、用途さえ満たして店が開ければいいという実質本位型。 実際に廃材代はタダにせよ、丁寧に仕上げると時間がかかる。 それさえザッとでいいなら、仕事はスーパーに速い。 こういう風に施主の要望にいかようにも対応できる。

当たり前やけど、プロにはそういう要求は通用しない。 ちゃんと仕上げるのがプロやし、そうじゃないならプロに頼む必要がない。 そういうスキマな需要に対応するのが廃材建築家。

相変わらずのブッツケ本番を多用したスリルのある現場だった。 素人でもやってみれば何とかなるもの。 まあ、自分の家を2軒も建てたんやから、一応家に必要なすべてのジャンルは網羅した。 設計図はナシにしても、基礎(土木)、構造、内装、屋根(大工)、上下水、キッチン、風呂、トイレ(設備)、配線(電気)。 ナゼ出来たのか? 一言で言うと、「プロの仕事を目指さないから」。

これは廃材建築のみならず、うちの全てに当てはまる。 自給自足とはコンテンツが多いのだ。

田畑 教育 エネルギー 料理 手作り保存食 嗜好品

イチイチ細かい事気にして躊躇してたら、こんなに何でも出来るか!

廃材利用 出来たものを買わない 他人の目を気にしない

これらのコンセプトで超お気楽自由な生活が手に入る。 今までやってきた経緯やポイントを最近毎回告知してる「廃材天国見学会」で披露する。

ネット上での傍観者で満足するならそれもよし。 来たいと思うのに迷ってるなら、今のうちに来ておくのだ。 その躊躇してる状態から行動に移すという事を癖にせよ。 僕もそうやって色んな人に会い、色んな場所に行き、目からウロコ体験を経てここまで来たのだから。

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