去年の夏にリニューアルした鶏小屋。 たまたま、解体屋が持って来てくれた雑木の丸太がふんだんにあったので、こんなデザインにした。
このレシプロカルフレーム(相持ち構造)という、屋根が面白かった。
鶏小屋内は快適な空間。 毎日子どもたちがエサやりや卵取りをしてくれてる。
このログハウスの中が卵を産む場所。 鶏は本能的に、狭く囲まれた薄暗い場所を選ぶ。
毎日4~5個の卵を産んでくれる。
でも、最近ちょっとした問題がある。 スズメがエサを食べに来る。
それが、えらい増えてきた。
エサも自分で配合するので、もったいない。
左の水色の袋が、牡蠣ガラ、 真ん中のお米の袋は自家栽培の手植え無農薬米のクダケ(クズ米)。 白いビニール袋は米ヌカ。
これがクダケ。 クズ米と呼ばれるが、精米機にかけると、量は減るが白いお米が取れる。 これで麹を作って味噌を大量に仕込むJAの婦人部もある。
この米ヌカは近所のJAのコイン精米機で自由に取れる。 最近ではJA以外のコイン精米機では、ロックがかかり取れないようになってる。
これは「養鶏用牡蠣ガラ、小目」という製品。 25㌔で400円という安さ。
毎朝出る、味噌汁の出汁のいりこ。
市販の「完全配合飼料」には、ホルモン剤や抗生剤が入ってる。 自然養鶏では、こうして自家配合のエサを作る。
基本の配合は、
穀類 5 ヌカ 3 牡蠣ガラ 0、5 出汁カス 0、1 後は草や野菜クズなど。
こんな風に配合しておく。 この配合も、エサやりも、卵取りも全て、鶏の事は子どもたちの仕事。 得に土歩がリーダーとなり(めっちゃ大好きで)積極的にやってくれてる。 土歩が想いが強すぎて、いい加減に済ませるにこちゃんの事を怒ったりして、トラブルになる事もある、、、。
という、貴重なエサなので、スズメから守るために、コレを買った。
調べると、何と20㎜以下の網じゃないと、スズメを防ぐ事は出来ないとか。 ホームセンターの網のコーナーに行くとほとんどがグリーンだったけど、目立ちにくい白を発見した。
元々の金網は40㎜ぐらいはあり、入り放題だった。
二人がかりでガンタッカーで留めてゆく。
こんな具合に全然違う。
バッチリ張り終えた。 しかも、あんまし目立たない。
焼き締めの器でエサを食べる。 これで、貴重なエサをスズメに取られる事がなくなった。
とりかかってしまえば1時間もかからない、ちょこっとした作業。 こんな事でも、しばらく前から、「やらななー。」と思いながら出来てなかった。
自給生活は、こういうちょこっとした作業の積み重ね。 一つ一つやっていかないと、問題はなくならない。 いや、一生なくならないが、やればやる程、快適で楽な生活が手に入る。
これは厳然とした事実だ!!!
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