土壁が完成して日々乾燥具合をチェックしながら、天井の作業。
この廃材の角材を敷き詰めた二階の床が下の天井を兼ねてる。 しかし廃材の角材なので多少隙間があり、陶芸の工房である二階からホコリが落ちてくる。 何か張ってそれを防がないといけない。
張る材料はコレ。 大工さんが持ってきてくれる廃材の中からコツコツと選んでためておいた。
最初は隙間なくピッシリと張ろうかとも考えたけど、おそらく足りなくなるんちゃうかなー?と思い、隙間だけを埋める張り方にした。 シマシマなデザインになるけど、まあえっかというノリ。 材料がどんだけあって、実際張るのにどんだけ必要で、、、という計算はしない。 計算や計画に使う労力程無駄なものはない。 ぶっつけのやっつけで即行動が信条。 足りなくなったら、また別の廃材をみつくろう。
こういう具合に隙間から外が見えてる部分もアリ。 ここはホコリ云々よりもスキマ風が入るんで、厳重に閉じる。
どんどん張る。 横から見ると角材が見えないぐらい。
真下から見るとシマシマが適度にズレたデザインになってる。 もちろんキチンと真っ直ぐに合わそうとしてないし、別に意図的にランダムなデザインにしようともしてない。 材料が短いので適当に張ると結果的にこうなった。 廃材建築においてデザインは材料なり工法次第で、「結果的にこうなった!」という場合がほとんど。 「こういうデザインにしたい。」と言う所から考えないのがポイント。 作業しながら、「この材料ならこう使おうか。」と張りながら考える。
完成。 どんどん快適な空間になってゆく。
ためておいた木っ端がジャストの量だった。 余ったら焚き物にしてもいいし、足りなければまた別の廃材もある。
元々焚き物としてもらってる廃材。 解体屋の巨大な丸太からこういう大工さんの木っ端まで各種揃ってる。
急がずにコツコツ集めると家一軒建った訳やし、こういうちょっとした増築の時でも何一つ材料を買わずに作業が出来る。 「いつまでに」という期限を決めずに、というのが買わないコツ。 しかし、無駄にタイミングを待つのもナンセンス。
自分の自由な時間の確保と、毎日朝から夕方まで作業を続けるという姿勢が基本。
決して自分の時間を売り渡してはいけない。 かと言って起業しようとか、自営業を始める訳でもない。 廃材集めて「この生活がええ。」と自分で決めた。
この方針は今後も絶対に変えない。
ところでこれからどういう生活をしてゆくか?
この話は毎日のように夫婦で話してる。
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