正月明けに募集した「天ぷらカーWS」。 昨日の夕方、無事に天ぷらカーが誕生した。
http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e818052.html 「わあい」のマサのこのダットサントラックを改造した。

それを山野さんという方が考案したから。 天ぷらカーの歴史は浅く、まだ10年ちょっとだそう。 今回講師を務めてくれた「桜の山農場」の坂本くんは日本の天ぷらカーの黎明期から仲間たちと情報交換しながら自分で自分の車を改造してる猛者。






というように、「熱交換器」、「切り替え弁」、「天ぷら油タンク」の新設と、「切り替えスイッチ」やホース類というたったこれだけのホームセンターで揃うような材料で自作出来るのが天ぷらカーの醍醐味。













プロジェクターで坂本くんの資料を見ながらの講義は皆勉強になったよう。 質問ではやはり「トラブルはないんですか?」というのが多い。 答えは「ありありです!」だ。 大体調子って急に悪くなるもの。 もちろん慣れてくると前兆に気付き、ちょっとした事はすぐに回避できる。 しかし、自分の車以外にも数々の天ぷらカーを手掛けるならいざしらず、ほとんど自分の経験からの憶測での判断になる。 そのトラブルを自分で解決する事そのものを愉しめる者じゃないと乗れないというのが結論だ。






作るのも簡単で、使うのも容易というハードルの低さがいい。 最も、うちはステンレスカマドという超快適なシステムが完成されてるので、外調理の時だけの出番になりそうやけど作りたい。
この辺りは天ぷらカーにも通じる部分。
苦労する ボロい 汚れる
というネガティブな部分をワクワクに捉えられるかどうか? これは一重に「タダのもんをしたたかに利用する。」という強烈な動機がないとね。
タダより高いもんはない
この諺を覆せ!
タダだからこそ燃えるのだ!! この煮えたぎるモチベーションが、「高い」とされる労力をレジャーに昇華するのだから。
廃材生活=レジャー
これが確立されれば余計な物欲はなくなり、「来月収入ゼロでも問題ないよん♪」の秋山家の境地に入れるのだ。
いかに稼ぐか? いかに成功するか?
荘大な夢も巨大プロジェクトも、この廃材いじって些細でもワクワクが止まらない創意工夫の前には霞んで空々しい。
大風呂敷広げたり、理想に燃えた妄想に浸るのも自由。 だが、自分の身体と五感を駆使しないコンセプトありきの夢など、所詮夢でしかない。
自分が今、どうしたいのか?
どうなんだ???

トラブルは確実に起こる。 その時には坂本くんなり、うちに聞けば経験した範囲では答えられる。 全国の天ぷらカー仲間も居る。
この中から次の天ぷらカーオーナーになるのは誰なのだ?