ここの所の寒さで、天ぷらカーの燃料の精製が遅い。
燃料の精製と言っても、沈殿と濾過だけ。 濾過する前の沈殿の具合によっても随分違う。 それに、そもそもタンクに入れる天ぷら油の質によっても大幅に変わる。


天ぷら油は主に飲食店からもらう。 今は8店舗からもらってる。 回収に行く頻度は様々。 月に一度の店もあれば、二ヶ月に一度の店、4ヶ月に一度の店など。
「ここのはいつもキレイ!」 という店もあれば、 「これは、、、。」 という真っ黒けの店まで、色々。
こっちはタダでもらうんで、贅沢は言えない。 こういう真冬以外なら、長期沈殿と濾過で十分天ぷらカーの燃料になる。
ガソリンや軽油の値段が安くなったとは言え、タダにはかなわない。 キチンと濾過する事で、 軽油と同等の価値を持つ天ぷら油をせっせと集め、 濾過する労力は厭わない。
本題の濾過の話。

特に、この真冬にはラードのような動物質が固形化するリスクがある。 実は今も、 一つのタンクからはある程度澄んだ油が出てるが、 もう一つのタンクのは、微妙に濁ってる。 残りの一つに、回収した油を投入してる。



とは言え、この真冬の濾過スピードに苛立ち、 もう一つ濾過装置を増やす事にした。
今度の濾過装置は「ヤマノ式」と呼ばれるもの。 古くからの天ぷらカーオーナーの、山野さんという方が考案したそうな。














天ぷらカーの先輩である、坂本くんに電話。 「濾過器のティッシュって、一枚づつ敷くものなん?」 「いや、バサッと掴んで、大体でいいですよ。」 「間で、時々一枚づつ敷いて隙間をなくすようにすれば大丈夫です。」 と。









それでも、これで濾過装置が2台になったので、濾過のスピードは倍になった。
この「ヤマノ式濾過装置」の事は、大まかには聞いてた。 プラグの直径が6mmのものを使うというのは、 うちのボンゴフレンディーを改造してくれた「満月屋」の岩本さんに聞いたり。 坂本くんにも聞いたり。
先人に聞く事で、ソコソコのイメージが出来てたので、製作は早かった。 こういう、既にノウハウのあるものに関しては、 聞くだけでも随分違う。
「廃材天国見学会」や「自給自足合宿」でも、可能な限りのノウハウの提供をと考えて準備している。 今後の見学会は3/13(日)を予定している。
まだ、内容を考え中なので、HPにも正式な案内を載せていない。 メルマガでの先行告知で、既に4名の方から予約申し込みを頂いている。
しかも今回は、 3/12(土)「経済セミナー」 3/13(日)「廃材天国見学会」 という連続のイベントにする。
お楽しみに~!