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【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ⑤(漆喰、電気工事編)

第四回古民家再生ワークショップ終わったよ~。 昨日神戸から帰廃した。

第一回目の様子

第二回目の様子 第二回目続編

第三回目の様子

伝道詩人えいたこと、瀬川映太くんの壮大なプロジェクト。 ボロボロの古民家を再生して、助産院を作ろうというもの。

第一回目からすると、凄い進化! いや、この第一回目以前の、この古民家のゴミ出し、 腐った床や天井の解体作業は僕は知らないが、 ソコソコ想像がつくだけに、素人でよくやろうと思ったと感心する。

廃材建築家として、アチコチの古民家を直すサポートとして出掛けるが、 今まででは一番ハードルの高い物件だった。

しかも、えいたチームの若者は、丸ノコやインパクトさえ持った事のない全くの素人。 ここまで来られたのは、小豆島のてんつくマンの村で、「えいた&陣のワークショップ」として、 ピザ窯作りや、100畳のイベント会場を廃材で建てたりしてきた、息の合ったコンビだからやと思う。

ほんと、えいたの場作りには感心する。 わざわざお金を払って、大阪や京都から、神戸の外れまで、たくさんの人が押しかける。 こんなに毎回ガッツリ労働型のワークショップに、どんどん人が増え続け、今回は35人という日も!?

「素人ばかりで、お金をかけずに古民家を再生する。」 「助産院を作って、病院に頼らずに産前産後のケアをする。」 みんな本当にこれが、これからのライフスタイルに無くてはならないものだと、思ってる。 しかも、この助産院の古民家再生は「バースカフェ」が母体になっている。

バースカフェ http://www.eita-rainbow.com/birth-cafe/

ここでは、婚活中の人が相手を射止め、妊活中の人が子どもを授かるという事実が多発してるそうな。 やはり、漠然とした、婚活なり、相手探しよりも、ここのような、 自然なお産 自然な食事 自然なライフスタイル という所に共感して集まる人同士は引き合うんやろね。

ともあれ、報告です。


これが、中々枠と中身が一致しなくって、苦労する。 枠と窓にAとかBとかマジックで書いておけば、、、と廃材の不整理に後悔する。


和楽居のサイト http://ameblo.jp/human-bond-party-iy/



































いやいやいや、、、。 今回も相当詰め込み気味の3日間のワークショップになった。

それなりに、周到な準備をしていっても、想定外の事が起こる。 いや、そもそも想定内になどは事が進まないのが、素人が自分たちでやるリフォーム。 しかも、これほどの規模での大改修は、僕でも始めてというんやから。

しかも、相手は築100年を超える古民家。

これがかえって、素人には好都合。 どうしてか意味分かる?

材料は木、土、石、瓦という自然素材。

壁が壊れてたら、また土を練ってつければいい。 瓦がズレてるのだって、コツコツと直せなくはない。 床の水平を出す時の基礎は川原の丸っこい石の再利用。 「そもそも、水平や垂直が狂ってるんやから、完璧に出来っこない。」という開き直り。

これが答え。

そう、自然素材&ローテクの昔の家のリフォームこそ、自分で何とかなるのだ。

「完璧に、〇〇にしないといけない。」 という、変な固定概念から自由になりさえすれば。

このプロジェクトの自由なお産というのと、 医食住エネルギーの自給というのはセット。

どうして参加者が、 「ここの体験は本当に生きる歓びを再確認します!」 というのかは明らか。

それは、

自分の体と感覚を使って、生きるために必要な事に全力で取り組むから。

要らん事に一生懸命になる事を、頑張ると言う。

こういう、自分が生きるために必要な事にダイレクトに労力を費やし、工夫を重ねる。 その中で、閃き、行動し、達成感を得る。 これらは頑張ってるのではない。 極めて当たり前の事を淡々と実践してるだけ。

この自分の体と感覚を使って、自分の手に届く範囲での、自分の生活を成り立たせる。 そのプロセスに、感動的なエピソードが生まれる。

失敗しても、また別のアプローチで取り組み、乗り越える。 これの繰り返しで、スパイラルに発展してゆく。

これこそが生きる歓びなのだ。

これはやった者にしか、分からんで~~~。

ウププププププ♪

#古民家

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