廃材天国の鶏も高齢化して来た。 実は、卵の自給は困難になりつつあった。
更に今年に入り、寿命で次々と死んでしまった、、、。
残り一羽になり、 「そろそろ新たな鶏を導入せんとなー。」 と思っていた矢先。
「鶏舎のトイを直してくれんかなー。」 と、自然養鶏の「翔洋舎」の社長から電話。
「よし!トイを直して、鶏を分けてもらおう!」 と、養鶏場に出かけた。
これが「翔洋舎」の平飼い自然養鶏の鶏舎。
そもそも、自然養鶏って何? と言う方は以下のリンクを見てね。
翔洋舎の鶏の餌はこのリンクの④という、かなりこだわった卵になる。
近頃一緒に来てくれる野遊だけじゃなく、動物好きの土歩も来てくれた。 これはトイというか、両方の屋根から雨を受ける「タニ」に当たる。 何箇所も継ぎ目があり、傾斜も緩くて18mもあるという、どう考えても無理のある構造、、、。
まずは既存のトイを撤去。
撤去完了。
ここからが、何でも自作家の腕の見せ所。 20mの平トタンを用意。
伸ばして。
墨付け。
折り曲げて。
裏返して、叩いて成形。
さて、こんなに長いトイをどうやって、設置するのか?
色々考えた末、アイデアを閃いた。 こんな風に桟木(サンギ)で仮のフレームを作るというもの。
前もって、トイを固定する枠を胴縁(ドウブチ)で作る。
コンテナの上にトイを乗せて。
荷造りテープで固定する。 このテープは超使える。
ここの社長とスタッフの人にも入ってもらって、どうにか持ち上げた。
胴縁を頻繁に入れる事で一定の傾斜を保つように固定した。
仕事を終えて、分けてもらう鶏を捕まえさせて頂いた。 この部屋の鶏で、生後1年ちょい。 ここでは1年半で肉にして出荷する。
ヒヨコから卵を産む大人になるのに半年かかる。 卵を産む現役選手としては1年間。
鶏の寿命としては4〜5年はある。 なので、今後3〜4年はうちで生活する事になる。
廃材天国に連れて帰り。
今までとは違う、一風変わった鶏舎に迎え入れる。
土歩が丁寧に出す。
残っていた1羽に5羽の新入りが入った。
2〜3日も鶏舎に閉じ込めておくと、自分の止まり木や産卵部屋を覚える。
なので、それからはいつものように、午後からは鶏舎のドアを開けて放し飼いにする。 外で自由に草を食べたり、虫を探してついばむ。
夕方になり暗くなり始めると、「帰巣(きそう)本能」で、鶏舎に帰る。 全員入ったのを見計らって、ドアを閉める。
なぜ午前中は鶏舎に閉じ込めておくのかと言うと、 餌やりを鶏舎の中ですると言うのもある。 更に大事なのは、卵。
卵は地上1mぐらいに設けた、産卵部屋でする。 大体卵を産むのは午前中。 なので、午前中は鶏舎の中、午後からは外という事にしてある。
という事で、トイの仕事は上手くいった。
何より卵の自給体制が復活したのが喜ばしい!
やっぱ、企業養鶏のスーパーの卵ではねー。 自然養鶏の卵は買うと10個で500円はするし。
クズ米と米ぬか中心の餌に、超簡単な世話で、安心して食べられる卵を毎日産んでくれる。 自給生活に置いて、鶏の存在は超デカイぞよ!!!
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