廃材の雑木での鶏小屋作り。
屋根のシートがひと段落したんで、壁面の作業に入る。 筋交いというか、空間を小さく埋める。
まずは一つ一つテキトーに入れてゆく。
ジャン! 次々入れまくってこんな感じ。
雑木に金網を張る。 この金網は前々回鶏小屋を作った時の残り。 ホームセンターのグリーンの被服金網は高いので、金物屋で単なる鉄の金網を買うと半分以下で済む。
グルッと一周張る。
金網を張り終えて、後は入り口のドア。
こういう適当建築の時には蝶番を先に付けて、一つ一つ現場合わせでここでドアを作ってゆくのがスムーズ。
一つ部品をつけては、動かしてみて、引っかからなければOK。 引っかかったら、削るか切ればいい。
ビスだけで不安定なら、仮筋を取って固定する。
四角の枠にまた雑木を入れる。
ドアにも網を張って完成。 二つドアを設けたのは、近い将来ヒヨコを導入した時に中を間仕切って別々に入れるようにするため。
細い丸太でカンヌキを作る。 鶏小屋ごときに金物は不要。
これが開いた状態。
クールに完成。 まだ土屋根が出来てないけど、、、。
雑木をテキトーに付けただけのデザインがナゼクールなのか? それは自然の木の持つパワー。 角材で作ったのとは訳がちがう。 イチイチ考えないし、何をどうやっても100点満点のオールオッケー! これが素材の力だ。
細かい事考えてアーヤコーヤ思案するよりも、こういう素材をドーンを使えばそれだけで完璧。 作品なり家とは全体で見るもの。 こんな豪快な全体像に対して、細かい部分は全く問題ない。 それが、ドンドンジャンジャン進む仕事の秘訣だぞ。
内側から見たレシプロカルフレームの屋根。
止まり木と巣箱を作った。 鶏は夜寝る時には、高い所で寝る習性がある。 その方が安全だから。
ログハウス風の巣箱にしてみた。 巣箱も地面から高い所で、暗くなるこういう場所が本能的に安全と認識して、そこに卵を産む。
鶏は帰巣本能で、放してても毎日暗くなると同じ小屋に帰る。 初日だけは人間が連れてこないといけないが、翌日からはまたここに帰ってくる。
鶏の居住空間は出来た。 後は土屋根やな。
結構しっかりとした鶏小屋になった。 以前のは屋根がないようなテキトーさだったので、今では押すと崩れるぐらいのレベル。
今回、7羽廃鶏を導入した事で、新規に鶏小屋を作る事にしてよかった。 これでしばらくは大丈夫だし、次のヒヨコの導入という目標に向けてまた計画を進めよう。 今の廃鶏でも子どもたちはせっせと毎日世話をしてくれる。
廃鶏も悪くはないが、やはりヒヨコから育てるのが楽しい。 生まれたてのヒヨコはめっちゃカワイイからねー。 子どもたちの熱意もハンパなく上がる事請け合い。
どんどん鶏を更新して新鮮な卵と鶏肉を得るのだ! こういう飼い方で飼うと、完全配合飼料と薬漬けの工業製品のようなソレとは別物の生命力に溢れてる。
殺したてのハツと肝の刺身は絶対に店では食べられない珍味だぞ!!!
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