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【バイオトイレ】あうんユニットのタンクを埋めるための穴をユンボで掘る

今日もいい仕事が出来た。


土壁も最高に仕上がり、トイレ内装の最後の砦。 立ち上がりの石の壁面。 ボンドが乾くまで、仮の固定板でガッチリ押さえてる。


仮留めの板を外して。


固めに練ったモルタルで目地を仕上げる。


丁寧に詰めると、いい感じになる。


これまたスポンジと刷毛で、モルタルのノロを拭き取って完成。


さあ、ここでユンボ登場! いよいよ、「あ・うんユニット」の中枢部である、タンクを埋設するための穴を掘る段階に入った。 地面に描いた1m×2mの枠を1.5m掘り下げる。


野遊はユンボのオペレーターとしてもソコソコはやれる。


ユンボが旋回するのに邪魔になって樫の木を切ろうとしたら鳥の巣があった。


軽トラダンプを後ろに着けて、土を積み込む。 1m×2m×1.5mの穴を掘ると相当量の土が発生する。 ユンボの周りにその土を置くととんでもない量になる。 なので、ダンプで広い場所に仮置きする。


時々スケールで穴の大きさを測る。


このグレーの地層は粘土。 うちの土地では少し掘るとこの羊羹のようなキレイな粘土に当たる。 これが、カマド、五右衛門風呂、ピザ窯、陶芸の窯など、火が燃焼する部分に使える秀逸な素材。


粘土ばかりを積み込み、別の場所に保管して次に使いたい時に使えるようにしておく。


随分深くなってきた。


ここで約1.5mに到達した。 だが、まだ底の面積が小さい。


底部分を広げて、水平器を当てながら厳密に整地する。


代わる代わるみんな入ってみた。 すると口々に、 「涼しい~~~!」 と、連発。 僕も入ってみたが、ほんとに涼しい。 夏は地下室がいいようだね。 ただ、うちは地下水脈が近くて、2mを超えて掘ると水が湧き出す。 このぐらいの地下室が限界かも、、、。


これが「あ・うんユニット」のタンク。 これが、掘った穴に埋設される。

トイレ建屋や洗面にこだわったが、実際には「あ・うんユニット」の設置は簡単。 概ね600ℓのタンクが二つ設置されて、簡単な配管がなされれば出来たようなもん。

後は高島博士考案の微生物たちが働いてくれて、半永久的にウンコを分解し続けてくれる。 しかも、その分解後のキレイな水が液肥として菜園に水遣り出来る。

文字通り、自己完結型の自給自足にピッタリのバイオトイレなのだ。

面白いのは、自分のウンコやシッコという排泄物は分解されても、自分の生命情報が入ってるそうな。 その「生命情報」入りの液肥を自分が頂く菜園の野菜に日々かける。 これは超スバラシく、最高の循環を生む。

自分たち家族のウンコとシッコから、またうちら家族に必要な栄養素を持った作物が採れる。 という、究極の循環生活が実現するのだ。

昔、理科で習ったやろー。 生産者→消費者→分解者というスパイラル。 分解された有機物はまた、生産者である所の植物の栄養になる。 で、その植物を僕たちが食べる。

またその後の排泄物を微生物や菌類である分解者が食べてくれる。 という、延々スパイラルの循環。 まして、自分の中に自分の細胞よりもはるかに多くの微生物を宿さないと生きていけない人間。

この循環を断ち切るのが、化学物質なり、コンクリート護岸なり、農薬や放射能。 まあしかし、そんな人間の思いつきの技術は大いなる自然が包括し、受け止めてくれる。

化学物質や放射能をネガティブに恐れる暇があるなら、人知を超えた微生物に敬意を払って自信を持て!! この循環に身を委ねる事で、持続可能な健康が約束されると言う事を!!!

と、大袈裟に言ってしまうけども、、、。 実際ココさえ腹に落ちれば、そこを外さずにユル~く気ままに生活するだけなのよん♪

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