旅の最終章になるが、自給自足生活者として一番気になる部分。
「食べる物」 「住む所」
本当は「エネルギー」も気になる所だが、今回ぐらいの滞在ではちょっとよく分からなかった。
これらをいかに手作りして安く上げるか? それが、これらの生活資金のために今の勤めを辞められない、という呪縛から自由になる第一歩。
外食は押しなべて高い。 このハンバーガーで12~14ドル。 その代わり結構美味しい。
今はAUドルは80円代だが、両替手数料を考えると90円代になる。
スーパーの野菜。 これらは結構高い。
このレタスが3ドル90セントとか。 300円以上する。
果物の規格外の安売りのものもあったが、それ以外はやはり安くはない。
肉は安い。 大きなTボーンステーキが15ドルぐらい。 これはその半分。
生のソーセージ。 5ドルぐらい。 これも安くて美味しかった。 鶏肉、豚肉、牛肉、ラムと色々ある。
チーズも安い(これで6ドル)。
鶏の丸焼き。 これも7~10ドルぐらいで買える。 しかも本体は薄味で余計な味付けはされてない。 中にクスクスのローズマリー風味のものが詰められてて美味しい。 香川の骨付き鳥よりもよっぽど上品な味付け。
このバナナエビも結構安かった。
スーパーの鮮魚コーナーは貧弱で、ちょっと車を走らせないと魚屋は少ない。
キロ辺り、20~30ドルぐらいなので、そんなに高い訳ではない。 ただ、大きな魚ばかり。 新鮮な生鮭は美味しかった。
有名なマッドクラブ!
これは日本の渡り蟹と値段も味も近い。 爪の身が多い分、ちょっとこっちが有利か。
大抵どこの家庭にも大きなオーブンがある。
ナッツをたくさん入れたブラウニーを焼いてみた。
まあ、これは日本でも同じだが、手作りすると何でも美味しくて圧倒的に安い。 後で知り合った現地に20年住まれてる日本の方に聞くと、 ビールはケース買いすると2ケース目以降が凄く割安になるとか、 ディスカウントの店ならパスタが500gで60セントだとか。
街の不動産屋。
これで20万ドル(約2000万円)。
これだって、小さな平屋で29万9千ドル。
この二階建てで、66万7千ドル。 こんな家が6000万円超えとは、、、。
何しろ、大半の家がブロック造りのトタン屋根という、超簡素なもの。 なのに、高い!
こんなに家が高いのなら、廃材建築でセルフビルドしたら費用対効果は絶大だろう。
電柱や街頭は全て木製。 この国はまだ、電柱の廃材がもらえるのかも。
中古車は数十万円でたくさん出てた。
軽トラはなく、ハイラックスのピックアップトラックの荷台を特注したようなトラックがメイン。
こんな牽引荷台付きのピックアップが6500ドルで売りに出てた。 牽引付きの車は街中でも多くみかけた。
軽トラを輸出したらさぞかし儲かるのでは? とか思ったが、こっちの経産省がブレーキをかけてるのかも、とも思った。
ホームセンターにも行ってみた。 かなり大きくて内容も充実してる。
マキタのインパクトはわずかにデザインが違う。
充電器とバッテリー2個付きのはボッシュのしかなかった。 売り場にはボッシュの方が多く、全体的に高めの印象を受けた。
ペンチやハンマーなどの手工具も日本よりは高かった。
郊外で唯一みつけた市民農園。 畝一つから売りに出てる。 奥には手作りのピザ窯もある。
畝は完全に仕切られてる。
バナナがたわわに実ってた。
こういう菜園は少なく、大半は郊外の大農場で作られてるような印象を受けた。 しかし同時に、スーパーではオーガニックコーナーも割と充実してて、放し飼いの卵はどの店にもあった。
向こうで知り合った日本人で、ツアーガイドの仕事をされてるダイスケさん。 ケアンズに20年も住まれてるそうな。 この家は何と築100年で、自分でDIYしながら、ワーホリの若い子とシェアしながら暮らしてる。
深い軒下に団欒スペースがあって、いい感じ。
結論は、オーストラリアでも日本でも組織や会社に縛られず、自由に生きてゆく方法はいくらでもある。
まずは医食住、エネルギーの自給。 全て自給まで行かずとも、何からでも手作りをする事でお金をかけずに生活出来る。
ロハス(Lifestyles of Health and Sustainability)な生き方は世界中で広がりつつある。
それを求める層には!!!
廃材天国HP http://haizaitengoku.com/
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