日本一のため池の数をほこる香川。 その中でも一番大きなのは、有名な満濃池。
二番目は岩瀬池。 その湖畔で毎年行われるイベントがある。 今年で16年目の「アートでたんぼ」だ。
ここの主催者の河野さんに、16年前に土地を借りた。 三豊市高瀬町上麻の地を。 そう。 ここで、廃材生活をスタートさせた。
まさに、このイベントと廃材天国とが同じタイミングで始まったのだ。
のどかな田園風景の中でのイベント。
たんぼにそびえ立つ作品。
こういうインスタレーションも。
この合成樹脂の作品と田んぼの対比が面白い。
この遊具のような作品の完成度は高かった。
名物のどろんこ遊びも毎年楽しみ。
どろんこの後は風呂のお湯で泥を落とす。 やっぱりうちの子が焚いてる。
これは「長府 薪ボイラー」というスグレモノ。 直接下から焚く五右衛門風呂じゃなくても、外付けの窯で焚いた熱を循環させて沸かす。 実家にもつけてるが、実際には五右衛門風呂よりも、少ない量の薪で沸かす事が出来る。
うちは移動式のピザ窯での出店。 最近は、出店は減らしてる。 仕事モードにならずに、遊びの範囲で楽しめるようにしてる。
陶芸の作品も展示。 結構焼き物好きの人もいて、ちょこちょこ売れる。
音楽のボリュームも多く、フリージャズ、ロック、弾き語り、コーラス、即興、、、。 グランドピアノを田んぼに持ち込むイベントは中々ない。
県内外で活躍する、島津田四郎くん。
イベントのトリは黒子焦のファイヤー。
今年はダンサーとのコラボもあった。
次々と火を吹いて、竹のインスタレーションを燃やしまくる。
という、盛りだくさんな内容の二日間だった。
この16年目のイベントと同じくして、始めた廃材生活。
まずは河野さんにユンボを借りて、斜面を掘り焼き締めの陶芸のための窯を作った。 その窯で燃やす燃料に廃材を集めまくった。 この頃は解体現場に通って、自分で集めてた。
産廃と呼ばれる、解体材で工房と住居を建てた。 ぶっつけ本番で、全くプロに頼まずに自分で。
大家さんが河野さんというのも強力だったが、たくさんの地域のベテランの先輩方に教えてもらった。 「そんなもん買わんでもええ。」 「これで十分。」 「あそこに行って取ってきたらええが。」 という、ゲリラ的なやり方での、家の作り方から廃材集めまで、ここで徹底的に基礎が出来た。
今では、家の材料や薪にする解体材のみならず、家具、家電、全てタダで手に入れる磐石のネットワークを形成出来てる。 やればやる程疲弊する、現代ワークの間逆だぞ。
やればやる程、更に楽になる。
もちろん、向き不向きがあるからね~。 万人にこんな生活を押し付けようとは毛頭思わない。
月給の金で、医食住、エネルギーを賄うという以外のライフスタイルもあるって事。
この廃材生活のきっかけになった、河野さんと、このイベントには感謝しつつ。 更に、この廃材天国を快適な場にしてゆくのだ!!!
Comments