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【もらいもの】業務用冷蔵庫を家庭用に使いやすいように改造した

廃材天国の冷蔵庫事情。


キッチンから引き戸のサッシを開けると、2台ある。 256ℓのと、275ℓの中型のもの。 一つは手作り調味料の保存専門、もう一つが普段のお惣菜の残りや豆腐や揚げ、野菜などが入る。


母屋と、二階建ての工房との間にも、275ℓのがあり、合計3台もある。 この3台目は、不意にたくさんの野菜や果物を頂いた時に入れるための予備として使う。 ビールや漬物、スイカを冷やしたりもする。

最近、お店を閉める知り合いから、 「業務用の冷蔵庫要ります?」 と声がかかった。 もちろん、ちゃんと冷蔵も冷凍も効く動作品。

「業務用の冷蔵庫と言えば、中古の厨房用品ショップに持っていけば買ってくれるんじゃない?」 「タダでもらうのは悪いやん。」 と言った。

しかし、中古で数十万で買ったとしても、古くなると買い取ってはくれないそう。 引き取りだけでも、7万円もかかると言われたそうな。


コレ! めっちゃデカイので、今までの3台を止めてコレを導入する事にした。 いくら業務用は電気代が高いとは言え、家庭用3台分を合計したよりは消費電力は小さい。


古いのでかなり錆びてる。


重曹で磨いて錆びを落とす。


中も外も磨くだけで半日は費やした。


後、大型なのに中の仕切りの棚がこの一枚しかなかったのが問題。 メーカーのサイトを見ると、純正のこの棚は一枚が7000円もする。 今の冷蔵庫と同じぐらいのスパンで棚をつけようとすると、12枚必要。 棚代に84000円もかけるような決断はする筈もない。


すぐさま鉄工所の廃材をもらいに行き、棚を自作する事にした。


廃材の中から、使えそうな部分をカットする。


塗装して錆を防ぐために角を落とす。


更にここからサンダーで磨く。


これは8㎜の丸棒。 磨くのが相当手間がかかったため、これを発注した。


カットして。


マグネットで固定して溶接する。 縦が廃材で、横は買った丸棒。


全て溶接し終えた。


錆止めで塗装して。


白で塗装。

これでやっとこさ、棚の枠が完成した。 ザッと見ると簡単なようでも、実際には結構手間がかかる。

サイズの決定から、部材を磨き、ちゃんと直角に溶接して、塗装、、、。 一つ一つの工程の中でも、色々と考えて、様々な問題をクリアしなくてはいけない。

「廃材で簡単に作ってしまえそう。」 と閃いてから、具体的に形にするまでには、時間と労力を要する。

その創意工夫を楽しめる余裕がないと無理。

そしてその余裕とは、人任せにしたり、金で解決しないからこそ生まれるものなのだ。

毎日寝る前には布団の中で、 「あそこはどうやったら上手くいくか?」 と、グルグル考えを巡らせる。

「おっ!!」 と、新たな閃きを思いつくも、やってみると意外と上手くいかなかったりもしょっちゅう。

その繰り返し。 トライ&エラー、再びトライ、、、。 これでしか、自分の経験値やスキルを上げる手段はないのだ。

「自分で出来る事をやる。」 この超単純な事の積み重ねだ。 前にやった事の応用で、「出来る事」の範囲はどんどん広がってゆく。

タダでもらった廃材の冷蔵庫を快適に使えるまでには、まだまだ工夫は続く!!!

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