あっこ料理教室「保存食編」。 今回はみかんペースの作り方と応用。 みなさん楽しんでくれたようで何より。
薪のアイランドキッチンでの、あっこ料理教室始まり始まり~。 愛媛、高知、徳島と県内の四国全域から集まって頂いた。 徳島から参加の20代の女性は、つい3日前に「廃材 入手方法」と検索して、「遂に来たか、廃材天国へ!」といううちのサイトを見つけて、すぐさま申し込んでくれた。 何と、借りてるアパートがボロい代わりに自由にリフォーム出来るという珍物件だそうで、自分でやろうとしてる。
あっこちゃんの説明の後、みんなでみかんをむきむき。
こうして半分に切るとむくのも早いし、煮詰める時にも早く汁が出て調子がいい。
煮詰めるには2~3時間かかるので、予め煮詰めておいたみかんペーストをビン詰めする。 この「脱気」には少々のコツがある。 あっこちゃんがうちでやってるやり方を指導。
めいめいに持参してもらったビンに詰める。
今回は蒸すやり方。
二段目に大きさの違うビンを蒸せるのがメリット。 これよりは肩ぐらいまでお湯につけてグラグラ煮る方が確実。
ここからはみかんペーストを応用する料理のための準備。
みかんペースト+3年醸造醤油 これが究極の自家製ソース! ヒカリのソースにしたって超甘々やから、脱甘料理には最高。 砂糖と味の素の「オイシ過ギル」ソースありきの、焼きそばやたこ焼きとは別次元の境地。
蒸してる間に、あっこちゃんが自家製酒粕酵母で醗酵させた生地を出してきた。
鋳物のフライパンでナンを焼く。
菜園で自生してるノゲシを採集したり。
酒粕のトリュフボール。
人参のフライの準備。
薪の揚げ物は温度注意。 高温でパリッと揚げるのがミソ。 油は純正菜種油と純正ゴマ油を混ぜてある。 圧搾の油で揚げると美味しい。
そうこうしてると、薪ストーブの上のみかんがいい感じにトロッとしてきた。
予めあっこちゃんが作ってた、みかん蒸しパン。
人参のエビフライもどきにこのソースを食べてもらいたかった。
みかんペースト入りカレーとナン。 カレーパウダーなし、クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモンだけでカレー風になる。 これは小さな子どもでも食べられる唐辛子レスカレー。 ショウガと胡椒で大人も満足なカレーになる。 無理に小さな子にチリパウダーやカイエンペッパーを食べさせる事はない。 もちろん大人は後でチリパウダーを振り掛ける。 自家製豆乳マヨネーズでトロミとコクがでる。
ノゲシ、生の大根、ヒジキのサラダにみかんドレッシング。
トリュフボールはココアパウダーとココナッツパウダーの二種。
みんなで試食タイム。 いただきまーす!
今回は四国では当たり前に頂けて、食べきれないみかんをペーストにして脱気して保存するというのが第一目的。 更に、応用という事で、フライのソースからカレーや蒸しパンやスイーツまで網羅した。
しかし廃材天国でも、毎日のようにコレを使う事はない。 何でも「あるから使わな。」というモードで食べ過ぎてバランスを崩すと本末転倒。
作るのが楽しい。 工夫が楽しい。 やってるとどんどんアイデアが発展して、いくらでも作れる。
でも食べるのには限界がある。 この反比例が面白い。 作るのが好きな人は出店で金儲けすると、一石二鳥。
使われずに無駄に成りっぱなしで棄てられてるみかんは全国で何tどころか、凄い量やと思う。 これを無駄にしながら、オタフクのソースに幅を効かされてたまるものか!
美味しいものには絶対的な条件がある。 いい素材といい調味料。 これしかない。
いい素材を使わずに美味しくするのにも条件がある。 砂糖と味の素などの添加物。 これが外食産業なり、市販の加工品の絶対条件。 安くて美味しいのに、いい素材を使える訳ないし。
新鮮な魚を下ろして上のかめびしの醤油をつけると、最高に旨い。 更には純米酒という調味料を含みながら食さないといけない。 いくら脂の乗った新鮮な刺身も、脱脂加工大豆に水あめとアミノ酸の「刺身醤油」では台無しだ!
大手メーカーに蹂躙された、「オイシ過ギル」偽者からの脱却には、手作りしかない。 これは絶対だぞ!!!
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